日産自動車は、Appleから最近数カ月以内に自動車製造について接触を受けて交渉を行なったものの、役員レベルでの交渉には進展せず、現時点では交渉は行われていない模様です。
Appleと日産、交渉はあったが進展せず
先日、日産自動車の内田誠最高経営責任者(CEO)が決算発表会で、Appleから接触を受けているかとの質問に対し、可能性を匂わせる発言をしたことが注目を集めました。
Financial Timesは、Appleは最近数カ月以内に日産自動車に接触し、簡単な交渉が行われたものの、役員レベルでの交渉には進まなかった、と報じています。
Appleと日産自動車の交渉が進展しなかった理由は、Appleがデザインし、Appleブランドで販売される自動車の製造請負となることへの抵抗があったため、と伝えられています。
日産担当者「パートナーシップの可能性には前向き」
日産自動車の広報担当者は、Reutersの取材に対して「Appleとの交渉は行っていない」と現時点での交渉を否定していますが、過去の交渉については言及していません。
日産自動車の担当者は「日産自動車は、自動車業界の変革に向け、コラボレーションやパートナーシップの可能性を模索することに常に前向きです」と、先日の内田CEOの発言に近い内容を付け加えており、Appleとの交渉に含みを持たせる回答となっています。
日産や三菱も候補か
Appleが開発を進めていると噂の自動運転自動車については、韓国Hyundai傘下のKiaが米ジョージア州の工場で製造すると報じられていましたが、Hyundaiは報道を明確に否定しています。
HyundaiグループとAppleの交渉が成立しなかったのも、開発や製造における主導権をすべてAppleに握られることへの抵抗があったためとされています。
日本経済新聞は、日産自動車や三菱自動車がAppleと自動車製造で提携する可能性があると報じています。
Source:Financial Times, Reuters, The Verge, MacRumors
Photo:日産自動車
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-347621/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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