前橋市の「MaeMaaS」、バスの顔パス乗車などの実証実験を実施中

群馬県前橋市を含む前橋市新モビリティサービス推進協議会は、国土交通省の「令和2年度日本版MaaS推進・支援事業対象地域」として、2020年12月21日~2021年3月12日の期間、前橋版MaaS実証実験「MaeMaaS」を実施中。

なお同協議会は、前橋市のほか東日本旅客鉄道株式会社 高崎支社、株式会社NTTドコモ 群馬支店、国立大学法人群馬大学、株式会社NTTデータなど10団体で構成されている。

今回は、「MaeMaaS」における取り組みを紹介しよう。

顔パス乗車の実証

最も注目したいのが、2月15日~2月28日の期間で実施されるNTTデータ主体のシャトルバス顔パス乗降。マイナンバーカードを用いて事前に顔情報を登録すると、どのシャトルバスでも顔パス乗降が可能になるというものだ。

なお、期間中は顔認証を行うと無料で乗車可能。対応車両は、上毛電鉄中央前橋駅~JR両毛線前橋駅~けやきウォーク前橋を運行するシャトルバス(JR両毛線前橋駅~けやきウォーク前橋間は土日限定)。

同実証では、株式会社ポラリファイの顔認証技術を活用する。利用者の顔写真ではなく顔の特徴点のみを保管することで、一度の登録で顔認証に対応しているどのバスにも乗れることと、顔写真が漏洩するリスクがなくなるというメリットがあるとのこと。

ただし、スマートフォンから顔情報を登録する際に必要なアプリはAndroidのみ対応。iOSユーザーは、前橋市役所1階窓口にて代理登録をしてもらえるようだ。

そのほかの実証

「MaeMaaS」の期間と同じ期間で実施されているのがAI配車タクシー。芳賀・富士見地区内であればどこでも乗降可能だ。また、対象地区内に189カ所、地区外に5カ所設けられた合計194カ所の共通乗降場所でも乗降ができる。

予約は、JR東日本のWebサービス「ググッとぐんMaaS」もしくは予約センターへの電話で行う。「ググッとぐんMaaS」から予約する場合は、ホーム画面右上の「前橋市限定」から「前橋市民限定サービス」を開き、AI配車タクシーへ進む。

ほかにも、対象区間内で路線バスが乗り放題となるデジタルフリーパスの販売や、デジタルフリーパスを活用した同市内のおすすめ周遊ルートコンテスト、マイナンバーカードと交通系ICカードを連携されることで付与される割引特典など、さまざまな施策・検証が実施されている。

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