2020年通年の国内トラディショナルPC市場実績値を、調査会社IDC Japanが発表しました。コロナ禍と「GIGAスクール構想」の影響で記録的出荷台数となりました。Macのシェアは5.5%で5位ですが、M1搭載Macの好調で、出荷台数は前年比16.8%伸びています。
タブレットを除くPC出荷台数
調査会社IDC Japanは2月26日、2020年通年の国内トラディショナルPC市場実績値を発表しました。調査対象は、タブレットやサーバーを除くPCです。
2020年通年の出荷台数は1,734万台で、Windows 7買い替え特需の発生した2019年の1,736万台とほぼ同等を記録しました。
IDC Japanは、2020年は新型コロナウイルス感染症による在宅学習、リモートワークの拡大、小中学校向けの「GIGAスクール構想」により、コンバーチブルノートブックPCやデタッチャブルタブレットの特需が発生し、CPUやディスプレイの部材不足の影響を受けながらも記録的出荷数となった、と分析しています。
2021年には、高校向けGIGAスクールが予定されており2020年の反動減が緩和されるだろう、とIDC Japanは予測しています。
AppleはM1搭載Macが好調、前年比16.8%の伸び
2020年通年の出荷数シェアトップは、レノボ/NEC/富士通グループの41.7%で、昨年からシェアを1.4ポイント伸ばしています。
2位は日本HPで16.1%、3位はDellで14.2%、4位はシャープ(ダイナブック)で5.8%、Appleは5.5%でした。
Appleは「GIGAスクール構想」特需の恩恵を受けていませんが、M1チップ搭載Macのモデルがどれも好調で、前年比16.8%の伸びを記録しました。
10月〜12月はGIGAスクール特需の影響大
2020年第4四半期(10月〜12月)における出荷台数シェアは、レノボ/NEC/富士通グループが44.4%でトップ、2位以下は日本HP(12.4%)、Dell(11.8%)、ASUS(6.5%)、Acer(5.5%)と続いています。
第4四半期の出荷数は「GIGAスクール構想」の恩恵を受けたレノボ/NEC/富士通グループが前年比12.4%増となったほか、ASUSやAcerもシェアを伸ばしています。
Source:IDC Japan
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-349872/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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