順天堂大学医学部眼科学講座・デジタル医療講座の猪俣武範准教授らの研究グループは、コンタクトレンズの管理に役立つiOSアプリケーション「コンタクトダイアリー」を開発。同アプリは現在、App Store経由でインストール可能となっている。
コンタクトレンズライフをデジタル化
「コンタクトダイアリー」の「ダイアリー機能」では、日々のコンタクトレンズの装用時間を記録。また、ドライアイに関する質問紙票や花粉症の自覚症状アンケートなどをもとに、ユーザーの目の症状をチェックする。
その症状は「うるおいポイント」「キレイ眼ポイント」といった形で点数化されるため、ユーザーは自身の目の状態を把握できる。
さらに、アプリを通じてコンタクトレンズの適正使用を啓発する「アラート機能」も実装。コンタクトレンズの装用時間や交換までの日数がホーム画面上に表示され、適正な時間を超過した場合などはアプリからアラートが出る仕組み。
コンタクトレンズ装用に伴う目の不快感を可視化・分析
順天堂大学のプレスリリースによれば、日本におけるコンタクトレンズの使用者は約1,600万人。総人口のおよそ1割がコンタクトレンズを使っている計算になるが、その半数が目に不快感を覚えているという。
そこで今回は「コンタクトダイアリー」を用いて、コンタクトレンズユーザーの情報をビッグデータとして収集。コンタクトレンズ装用による目の不快感を可視化し、その原因を分析していく。なお、収集するのは同意を得たユーザーのデータであり、個人の特定に結びつく情報は集めないとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/149567
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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