Appleは現地時間3月9日、ドローンの無線通信技術に関する特許を取得しました。Intelの無線モデム技術者が申請者に名を連ねています。
ドローンの基地局切り替えに関する特許
米特許商標局(USPTO)が公開した資料から、Appleが「無人飛行機向けの無線基地局切り替え」と題する特許を取得したことが分かりました。
この特許では、LTEや5G通信ネットワークを使ってドローンを飛行させる際、通信先の基地局を安定した状態で切り替えるための技術が説明されています。
Intelのモデム事業と同時に買収した特許か
興味深いのは、今回の特許申請者として、Intelのエンジニアが複数、記載されていることです。
Appleは2019年7月に、Intelのモバイルモデム事業を約10億ドル(約1,080億円)で買収していることから、この特許はAppleがIntelから買い取ったと考えられます。
Appleの特許情報に詳しいPatentlyAppleは、この特許がIntelから買い取ったものだとしても、Appleがドローン開発に関心を持っている可能性を示している、と指摘しています。
Appleはこのほか、ドローン用のワイヤレスモデム技術の特許や、ドローンへの応用が可能な映像処理技術の特許を申請していることも分かっています。
2018年には米運輸省からドローンの飛行許可を取得
Appleは、2018年に米運輸省からドローンの飛行許可を取得しており、その目的を「マップ」の改善のため、と説明しています。
Appleは2017年から、ドローンを用いた空撮に関する規制について、米政府へのロビー活動を行なっており、2019年12月にはドローンと法律の専門家をロビイストとして雇い入れたことも明らかになっています。
Source:USPTO via PatentlyApple
Photo:auto imagen/YouTube
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-352766/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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