全国展開するレモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」のDX戦略とは?

株式会社レモネード・レモニカは、オリジナルレシピのレモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」を全国に60店舗展開中。さらに2021年夏までに100店舗出店を見込むなど加速度的に成長している。今回は、そんな同社が推進するDX戦略にフォーカスしてみよう。

注文・決済ができるアプリ

同社は、2018年に国内初のレモネード専門工場を建設し、本格的な店舗展開を開始。そんななか訪れたニューノーマル時代において、顧客・自社にとって最適な環境を創り出すべくDX戦略を進めてきた。

2020年8月にはレモニカ公式アプリ「SMART ORDER」をリリース。受け取り店舗・メニュー・日時・支払い方法を選択すれば、スマートフォンから簡単に注文・決済が可能となるアプリだ。

また、割引クーポンやアプリ限定の裏メニューなども魅力のひとつだろう。なお、同アプリで注文した商品は列に並ばず受け取れるとのこと。

11月のアップデートでは決済方法を拡大し、各種クレジットカードにくわえApple Pay・PayPay・LINE Payなどのキャッシュレス決済に対応した。

同アプリは、リリースからわずか2ヶ月で会員登録数10万人を達成。現在は100万件ダウンロードを目指し、初回ダウンロード時にもれなく1人1杯「ティオレモネード」がもらえる「100万人100万杯キャンペーン」を実施している。

受け渡しも無人化

「SMART ORDER」により注文・決済の非接触サービスを実現したところで次なる一手を打ち出した。それが、商品の無人受渡しができるシステム「モバイルピックアップボックス」。現在、全国60店舗にて順次試験導入が始まっている。

同システムでは、「SMART ORDER」より注文された商品を非接触で受け渡すことが可能。購入者にはあらかじめ受取り口番号を通知し、ボックスの該当口から商品を受け取ってもらうという仕組みだ。これにより、非接触・非対面での注文・決済・受け渡しが実現する。

新戦略を発表!

そしてこのたび、同社がまた新たな販売モデルを展開すると発表。それが、スマートフォンアプリ内で簡単にEC通販が行える「アプリコマース」だ。

これにより、いつでも手軽にアプリから商品を注文し、自宅に届けたり離れて暮らす家族などに送ったりすることができるという。「アプリコマース」で取り扱うのは、自宅で簡単に本格レモネードやレモンサワーを楽しめるオリジナル飲料や、レモニカアプリ限定販売のオリジナルグッズなどを予定している。

同社は「アプリコマース」によって新たな販売先の獲得と、レモニカブランドと顧客の関係性がより直接的で密なものになることを期待しているとのことだ。時代のニーズにマッチした戦略をスピーディーに打ち出す同社の今後にも注目したい。

PR TIMES(SMART ORDER)
PR TIMES(モバイルピックアップボックス)


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