Gatebox株式会社は、法人向けサービスとして大型キャラクター召喚装置「Gatebox Grande(ゲートボックス グランデ)」を発表した。
接客する等身大AIキャラクター
「Gatebox Grande」は、等身大サイズのAIキャラクターを召喚してコミュニケーションができる装置。映像表現技術とセンサー技術および特殊な加工を施した65インチのOLEDディスプレイと専用の大型フロントパネルによって、高精細なキャラクターが本当にそこにいるかのような体験ができるという。
召喚されたAIキャラクターは、装置に搭載された深度センサーにより、近づいてきた人にへの挨拶や、商品・サービスの紹介などの接客ができる。映像を流すだけの商品紹介などに比べ、キャラクターの声や表情が加わることで接客に温かみが増すという。
装置本体は、未来を感じさせるステージとポッド型デザインが特徴。高さ2mの迫力のあるサイズでありながら奥行きを約75cmに抑え、一般的な店舗や展示コーナーなどでも設置しやすい設計もポイントだろう。活用シーンとしては、無人店舗・エンターテイメント施設・美術館・映画館などが想定されている。
自宅などには「Gatebox」
同社は2019年10月に、コンパクトなサイズの「Gatebox(GTBX-100)」の正式販売を開始。この装置は、最新のプロジェクション技術とセンシング技術を活用し、自宅などで好きなキャラクターを召喚できるというものだ。またこのとき、さまざまなキャラクターを召喚できるキャラクタープラットフォーム構想を打ち出している。
その後2020年3月~6月には、成田国際空港の展示作品「光る江戸図で感じる日本」の解説用ICT機器として設置され、国立歴史民俗博物館の3Dキャラクター「もみちゃん」が召喚された。これが同社初のビジネス事例となる。ちなみに、「もみちゃん」は日本語、英語、中国語、韓国語の4つの言語に対応していた。
同社のプロダクトは、人々の生活のあらゆるシーンにAIキャラクターがいる世界を実現していきそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/150055
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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