2月23日から25日に上海で開催された世界最大級のモバイル見本市「MWC2021 Shanghai」にて、ZTEは家庭向けコンシューマーと産業向け製品・ソリューションの展示を行った。
5Gルーターのほか、ディスプレイ内蔵カメラの第二世代も
コンシューマー向けでは、5G対応を謳う製品展示が目立った。ブースでは、Sub6とミリ波の両方に対応するモバイルWi-Fiルーター「MU500」および屋外ルーター「MC7010」を展示。屋内ルーター「MC801A」はデュアルモード5Gに対応し、家庭での快適なネットワーク接続をアピールした。
ZTEは、世界初のディスプレイ内蔵インカメラ搭載スマホ「Axon 20 5G」を昨年12月より販売している。展示会では、同機に改良を加えた第二世代アンダーディスプレイカメラもお披露目。
第一世代で指摘されていたのは、ディスプレイ領域とインカメラの境界面が目立ってしまうこと、および物理的な障壁から画質が劣化してしまう点であった。
第二世代の量産型では、インカメラと画面の整合性が向上したほか、表示画素数も200ppiから400ppiに増加したという。さらに、3D構造化照明技術を採用し、ARを中心に様々な3Dコンテンツへの対応を可能にしている。
5G技術とC-V2Xモジュールの展示
産業用製品は、5G関連の通信コンポーネントに加えて、同じく5G技術を活用したC-V2X(セルラーV2X)のモジュール展示が中心となった。
チャイナ・テレコムの基準を満たした5Gモジュール製品として紹介されたのは、産業用モジュール「ZM9000」。無人運転や遠隔制御のほか、幅広いインテリジェント製造分野で広く活用できるとしている。
そのほか、3GPPの精密時刻プロトコルに対応する5GパワーCPE「MC3010」や、屋内外で使用できる5G産業用ルーターの展示が行われた。
(文・九条ハル)
- Original:https://techable.jp/archives/150157
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:九条ハル
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