アプトポッドは3月15日、シリーズCラウンドにおいて、第三者割当および融資による総額約8億円の資金調達を発表した。引受先は、DBJキャピタル、みずほ証券プリンシパルインベストメント、エムスリー、きらぼしキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル。借入先は日本政策金融公庫。またエムスリーとは、遠隔医療・ヘルスケア分野への技術において、アプトポッドの技術の適用やサービス開発などを視野に協業を行う。
調達した資金は、以下投資・活動を行い、さらなる成長加速を目指す。
- 急増するDX需要に向けた対応体制強化
- 新製品開発などハードウェア事業の強化拡大
- 遠隔医療・ヘルスケアといった新規分野進出のための研究開発
- アプトポッドが開発したプロトコルの標準化活動など、自社プラットフォーム技術の啓蒙促進
- アフターコロナ時代におけるグローバル展開準備
アプトポッドは、自動車分野、建機・重機・農機などの産業機械分野、ロボティクス分野を中心に産業IoTミドルウェア「intdash」(イントダッシュ)を核としたプラットフォーム製品・サービスを展開。intdashは、2018年のリリース以来、製造業を中心に約30社における50以上のDXプロジェクトで採用されているという。
今後同社は、5G時代の高度なデータネットワーキングおよびプロセッシングの需要を見据え、クラウドコンピューティング、エッジコンピューティングなどのあらゆるデータ処理ネットワークを構築するためのプロダクト開発と提供を目指している。
直近では、ハードウェア事業としてエッジコンピューティングブランド「EDGEPLANT」(エッジプラント)をリリースするなど、5G時代のDXに包括的に貢献するための総合的な製品・事業展開を行っている。
2006年12月設立のアプトポッドは、産業IoTにおけるファストデータ(高速時系列データ)のスペシャリストとして、IoT・M2Mにおけるセンサー・ハードウェア技術、クラウド技術、グラフィカルなユーザーインターフェイス技術まで、ワンストップのテクノロジーを有するIoTソフトウェア・サービス企業。産業シーンにおける高速で大量なデータの収集、伝送、高度なリアルタイム処理、イベント処理を実現する包括的なフレームワークを提供している。
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カテゴリー:IoT
タグ:5G(用語)、アプトポッド(企業)、エッジコンピューティング(用語)、エッジAI(用語)、NVIDIA(企業)、NVIDIA Jetson(製品・サービス)、エムスリー(企業)、M2M(用語)、遠隔医療(用語)、クラウドコンピューティング(用語)、資金調達(用語)、ヘルスケア(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/03/15/aptpod-fundraising-m3/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa
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