macOSマルウェアが2020年に急増もWindowsにははるか及ばず

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2020年にmacOSをターゲットとしたマルウェアが、対前年比で1,092%増と、激増したことが判明しました。

2019年から1,000%増

無料VPNを提供するAtlas VPNの最新調査(セキュリティ企業AV-TESTの協力による)によると、2020年に新たに検出されたmacOSマルウェアは674,273件で、2019年の56,556件から1,092%も急増しました。
 
同社は2012年から新規マルウェアの調査を行っていますが、2019年までは最多でも92,570件(2018年)でした。それが2020年に入って突如増え始め、1日平均1,847件ものマルウェアが見つかっています。
 

誰でも簡単にマルウェアが作成可能に

Atlas VPNは急増の理由について、ネット上でほぼ出来上がったマルウェアのコードが買えるようになり、基本的なコーディングの知識があれば、誰でも簡単に作成できるようになったためだろう、と分析しています。
 
ただし2021年1月〜3月では、macOSマルウェアは2,474件しか見つかっていません。

9,000万件を超えるWindowsマルウェア

macOSを狙ったマルウェアが増えたといっても、Windows PCを標的としたものと比べれば桁が違います。
 
2020年に発見された新たなWindowsマルウェアは9,105万件で、macOSマルウェア件数の135倍でした。
 
2019年から2020年にかけてのマルウェア数の増加率は2.22%と前年に比べ鈍化しているものの、9,000万件を超えています。
 
また2021年1月〜3月でも、すでに3,362万件の新規マルウェアが見つかっています。
 

 
 
Source:Atlas VPN via 9to5Mac
Photo:Pixabay
(lunatic)


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