App Storeの中小規模開発者向け手数料率引下げ、減収は約6.5億円との推計

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Appleは2021年から、年間売上高が100万ドル(約1億円)以下の開発者に対してApp Storeの手数料率を従来の半分に引き下げています。この影響で、Appleの減収額は約6億4,800億円にのぼると推計されています。

App Store全体の約2.7%に相当する減収

Appleは2020年11月、年間売上高が100万ドル(約1億円)以下の開発者や新規参入する開発者に対して、App Storeの手数料率を通常の半分である15%に引き下げる「App Store Small Business Program」を2021年から導入すると発表しました。
 
Appleは、大多数の開発者が「App Store Small Business Program」の適用を受ける、と発表しています
 
Appleが同プログラムを2020年を通じて実施していた場合、Appleの減収額は5億9,500万ドル(約6億4,800億円)で、App Storeの年間売上高217億ドル(約2兆3,600億円)の約2.7%に相当するだろう、とアプリ関連の調査企業であるApp Annieが試算しています。

「大幅な業績悪化の見込み」と報告

Appleは、App Storeの売上高を具体的に公表していませんが、Apple MusicやiTunesなどと合算したサービス部門による、2020年度(2019年10月〜2020年9月)の売上高は約538億ドル(約5兆8,500億円)と発表しています。
 
Appleは、2020年10月末に、米証券取引委員会に提出した報告書で、App Storeの手数料率を引き下げた場合、同社の財務状況および業績は大幅に悪化する見込み、と報告していました。
 
 
Source:CNBC via MacRumors
(hato)


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