中国Huaweiは、同社が保有する5G技術の特許の使用に対して、ロイヤルティーの徴収を開始する見込みです。スマートフォン1台あたりのロイヤルティーの上限は2.5ドル(約272円)とのことで、5G技術の特許使用料を請求する他の企業よりも安めの設定となっています。
他社よりも割安なロイヤルティー
米国からの制裁で米企業の技術を使用できなくなったことにより、最新チップの生産が困難になるなど、スマートフォン部門で苦戦を強いられているHuaweiは、新たな収入源を積極的に模索しています。
この動きの一環として、Huaweiは同社が保有する5G技術の特許のロイヤルティーの徴収を開始する、と発表しました。上限額はスマホ1台あたり2.5ドルとなっており、1台あたり3ユーロ(約390円)のNokiaや、1台あたり2.5ドル〜5ドルのEricssonよりも割安です。
Huaweiは5G技術の特許を3,000件以上保有
次世代のセルラー技術が開発される際には、グローバルスタンダードが作られる必要がありますが、Huaweiは5G技術の確立に大きく貢献した企業として知られています。
この過程の中で、5G技術の基礎をなす標準必須特許(SEP)の申請・取得も行われますが、Huaweiは5G技術の特許を3,007件保有しており、そのうち18.3%がSEPであるとのことで、その比率は他のどの企業よりも高くなっています。
Huaweiは、4G技術の特許のロイヤルティーをすでに徴収しており、2019年から2021年にかけて12億ドル〜13億ドル(約1,305億円〜1,414億円)の収益を上げると見込まれています。
Source:CNBC
Photo:Huawei
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-355776/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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