AppleとTesla、2030年までに時価総額3兆ドルへ

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米テック業界の人気企業であるAppleTeslaについて、一部のアナリストは両社の時価総額が2030年までに3兆ドル(約325兆円)に達すると見込んでいます。

鍵を握るのは自動運転車

2021年3月22日(米現地時間)時点で、Appleの時価総額は約2兆710億ドル(約224兆円)、Teslaは約6,430億ドル(約70兆円)となっています。どちらも投資家から人気の高い銘柄ですが、今年に入って株価は伸び悩んでおり、S&P500の株価指数(4.9%上昇)をパフォーマンスで下回っている状況です。
 
しかしウォール街のアナリスト達の間では、そう遠くない未来に、AppleとTeslaの時価総額が3兆ドルに達するとの見方が広がっています。両社を後押しするのは、いずれも開発している自動運転車です。
 
例えば、Ark Investment Managementのキャシー・ウッド氏は、Teslaが今後5年以内に完全な自動運転車をリリースすると予測し、Teslaの株価目標を3,000ドル(約325,000円:3月22日時点で670ドル)に引き上げています。また、CitiGroupでアナリストを務めるジム・スーバ氏も、2024年以降にApple CarがAppleの収益を最大15%押し上げると見込んでいます。
 
さらにLoup Venturesのジーン・マンスター氏は、Apple Carが登場するまでもなく、iPhoneやMac、iPadなどで2022年後半にAppleの時価総額が3兆ドルに達すると予測しています。

Appleはディフェンシブ銘柄に

Purpose Investmentsのグレッグ・テイラー氏も、Teslaについて「将来、そして手掛けている事業すべてについて楽観的見方を下すモメンタム株のお手本だ」と述べ、以前のAppleのように投資家の期待が先行する形で、今後も株価が勢いよく上昇を続けるだろうと見ています。
 
また、Appleに関しても「(以前とは)逆に、Appleはほぼ新たな手堅い株(ディフェンシブ銘柄)になっている」とし、市場が強気ムードになっている時に人々が好んで買う銘柄だと指摘、バランスシートの堅牢さなどから今後も安定した株価が期待できると指摘しています。
 
 
Source:Bloomberg
(kihachi)


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