初代ゲームボーイでビットコインを採掘する勇者現る、1コインあたり数兆年のマイニング速度

初代ゲームボーイでビットコインを採掘する勇者現る、1コインあたり数兆年の採掘速度

stacksmashing

任天堂の携帯ゲーム機・ゲームボーイシリーズはPS5のプレイ画面になったりApple TVのリモコンに変身したりと今なお活躍中ですが、初代モデルをビットコインの採掘に活用するYouTuberが現れました。

YouTuberのstacksmashing氏(「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」をハックしてDOOMを動かした人)はRaspberry Pi Picoと古いリンクケーブル、および数個の基本的なソフトウェアを使って古いゲームボーイを再利用しています。PicoはゲームボーイとPCの入出力を制御し、ゲームボーイとPicoの間には電圧変換ロジックが使われていますが、ゲームボーイ本体に手は加えられていません。

ゲームボーイのハッシュレート(採掘速度)はおよそ0.8ハッシュ/秒とのこと。最新のマイニングマシンでは1秒間に約100テラハッシュ(100兆ハッシュ/秒)のため、わずか125兆倍しか違いません。

1コインを採掘するだけで数兆年はかかる計算ですが、stacksmashing氏は携帯しながらマイニングできると長所を述べています。「ゲームボーイは単に単三電池を4本使うだけです」と言われると、たしかにグラフックボードへの投資に加えて莫大な電気代がかかるマイニングよりも割が良いのでは……という錯覚に陥りそうです。

意外なデバイスや手法でビットコインを採掘する試みは様々なものがあり、かつては鉛筆と紙で手掘りしたり1960年代のパンチカードコンピュータで挑戦した人(1コインを生成するために宇宙の年齢138億年×約4万倍かかる)もいました。ファミコンやメガドライブがマイニングに参戦しても、今さら驚きはないのかもしれません。

(Source:stacksmashing(YouTube)、Via:MotherBoardEngadget日本版より転載)

関連記事
仮想通貨批判の的であるエネルギー消費量を95%も削減する二相式液浸冷却式データセンターを展開するLiquidStack
NVIDIAがGeForce RTX 3060での暗号資産マイニング効率を半分に制限、採掘専用GPU発表
Raspberry Pi財団が550円の「Raspberry Pi Pico」発表、日本でもスイッチサイエンスが発売
ルンバを使って自宅のDoomレベルを作る「DOOMBA」
MacBook Proの新しいTouch BarでDoomを走らせた勇者現る
ゲームボーイにRaspberry Piを突っ込んでエミュレーターを載せてみた

カテゴリー:ハードウェア
タグ:暗号資産 / 仮想通貨(用語)ガジェット(用語)ゲームボーイ(製品)電子工作(用語)Doom(製品・サービス)任天堂 / Nintendo(企業)Bitcoin / ビットコイン(用語)Raspberry Pi(組織・製品)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA