TechCrunchが確認した政府発行の通知とユーザーによると、パキスタンは複数のソーシャルメディアサービスを一時的に遮断したという。
パキスタン政府は、パキスタン電気通信庁に対し「Complete Blocking of Social Media Platforms(ソーシャルメディアプラットフォームの完全なブロック)」と題して、Twitter、Facebook、WhatsApp、YouTube、Telegramといったソーシャルメディアプラットフォームを、現地時間の4月16日午前11時から午後3時(日本時間4月16日午後3時から午後7時)までブロックするよう命じた。
この動きは、パキスタンが暴力的なテログループを取り締まり、数日間にわたる暴力的な抗議活動の後、トラブルメーカーが金曜日の礼拝集会を混乱させないようにするための措置だ。
地元メディアの報道によると、パキスタンは今週初め、イスラム教団体「Tehrik-i-Labaik Pakistan」のリーダーを逮捕した後、同組織の活動を禁止した
パキスタンのある企業家がTechCrunchに語ったところによると、この命令は現地時間の午後3時に失効することになっているが、過去の政府の同様の動きを見ると、混乱はもっと長く続く可能性があるという。
パキスタンは隣国のインドと同様に、過去に一時的に国内の電話回線を遮断したことがあるが、パキスタン政府が国内のソーシャルメディアを全面的に禁止したのは今回が初めてだ。
パキスタンは近年、国内で運営されているデジタルサービスのコンテンツをより厳しく管理する方法を模索している。一部の活動家は、パキスタンがあまり説明せずに極端な措置を取っていると述べた。
What kind of national emergency we are dealing with that govt banned entire social media temporarily? These arbitrary decisions of blocking and banning have never done any good instead opened ways to blanket bans.
— Nighat Dad (@nighatdad) April 16, 2021
関連記事:パキスタンが「不道徳で好ましくない」動画であることを理由にTikTokを再び禁止に、3300万人の市場を失うか
カテゴリー:ネットサービス
タグ:パキスタン、ソーシャルメディア、SNS
画像クレジット:AAMIR QURESHI / AFP / Getty Images
[原文へ]
(文:Manish Singh、翻訳:Katsuyuki Yasui)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/04/16/2021-04-16-pakistan-temporarily-blocks-social-media/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Manish Singh,katsuyukiyasui
Amazonベストセラー
Now loading...