【特集】いま買うべきキャンプギア
アウトドア好きが高じてキャンプ場作りを目指す、専門誌を手掛ける、父子キャンプを楽しむ一方で作品撮りをする。1年中フィールドに立つアウトドアフリークたちの道具とは? 独自の視点で揃えた道具を知ると、キャンプの本当の楽しみ方が見えてくる。今回はカヌーツーリングとキャンプと愛する西沢あつしさんに話を聞いてみた。
■カヌーツーリングは体力勝負!だからこそ寝具が大事
「海も川も、カヌーでの旅は体力勝負。漕ぎ進めているうちにカヌーでしか行けない美しい浜を見つけてキャンプすることもあります。素晴らしい経験ができますが、安全に旅を終えるためには夜しっかり眠って体力を回復する必要がある。だから何よりも寝る道具にこだわっています」
そう語る西沢さんのとっておきの道具はテントとコット。背の高い西沢さんだから、テントはぜいたくに3人用を選択。力をいれずに組み立てられるコットをいれてゆったり眠るという。
「旅用のカヌーには道具を入れる細長い荷室がついています。この中に納めていくので、基本的に細長い道具を選びます。バイク用の道具は結構使えますよ」
並べた道具はたしかにチェアも焚き火台もテーブルも細長い。寝袋も縦に並べればチェアやテントとほぼ同じ長さになる。
「限られた荷室なので本当に必要なモノを選びます。どうしてもカメラなどの機材が多くはなるけど、旅が好きなのでいろんな景色を見て、風を感じ、自然の音を聞きたいんです。だからストイックに軽量化に励むわけではなく、コーヒープレスなど遊びの道具も持っていきますよ」
西沢あつしさん
『シーカヤックで海を遊ぼう』(舵社)の著者。現在はディレクターを務める『カヌーワールド』(舵社)とフィールドガイドの集大成である『カヌー・カヤックフィールドガイドルート66(仮)』を製作中で夏までに出版予定。YouTube『カヌーちゃんねる』の開設準備中
■西沢さんのキャンプギア
▲①モンベルムーンライトⅢ型 ②焚き火台 ③シュラフカバー ④ロゴスアッセムコンパクト ⑤ファイントラックのポリゴンネスト ⑥オルトリーブのカメラバッグ ⑦トイレセット ⑧ペグ ⑨ヘリノックスチェアツー ⑩ペリカンケース ⑪コーヒープレスセット ⑫ユニフレームの角型クッカーと風防、EPIストーブをスロウワーメッシュブロックに入れて ⑬バウルー ⑭救急セット ⑮防水バッグ
▲朝一番や焚き火を前に飲むコーヒーは我慢できないので、雑貨店で手に入れたケースに豆をいれ、ホーローのカップ、コーヒープレスをまとめたコーヒーセットを持ち運ぶ
▲石が多い浜もコットがあればぐっすり眠れる。寝袋は万一濡れても保温力が落ちないポリゴンネスト。「コットは耐荷重で決めました。次はよりタフなサーマレストを狙っています」
■西沢さんが狙っているモノ
サーマレスト
「ウルトラライトコットL」(3万800円)
耐荷重147.5kgでLサイズは幅66cm。シート裏面にサーマキャプチャーをラミネートして断熱性も高い。「大柄な僕も安心して眠れるし、1.361kgと軽いので次はこれに決めてます」
小沢製作所
「moss」(2万7500円)
プレートの組み合わせ方次第でデザインは2通り。ガタつく地面でも安定して設置できるのがカヌー向きだ。燃焼効率がよく、直火に近い楽しみ方ができるのもポイント。
2021年4月6日発売「GoodsPress」5月号掲載記事をもとに構成しています
<文/大森弘恵 写真/西沢あつし>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/368014/
- Source:&GP
- Author:&GP
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