ヤフー株式会社(以下、ヤフー)のスマートフォン向け地図アプリ「Yahoo! MAP」において、対象エリアの混雑度を確認できる機能「混雑レーダー」が、提供再開から1年の節目を迎えました。2020年4月に提供再開された同機能の利用率は、提供再開前の1年と比べて大幅に増えているようです。
「混雑レーダー」の使い方をおさらい
「混雑レーダー」では、エリアやターミナル駅周辺の混雑度を、視覚的にわかりやすく色分けされたヒートマップで確認できます。混雑度の算出にあたっては、ヤフーが提供する各アプリ上で位置情報の利用を許可したユーザーのデータを、統計化して利用しているとのことです。
同機能を備えたアプリ「Yahoo! MAP」はAndroidとiOSに対応しており、公式ページから各アプリストアのページへアクセスできます。
アプリ起動後に表示される「混雑」ボタンをタップすると「混雑レーダー」が開き、24時間前から20分前までの混雑状況が確認可能になります。色分けの例として、人が多い場所は桃色や赤色、人が少ない場所は青色や水色で表示。また、状況の推移をアニメーションで再生する機能なども備えています。
提供再開の経緯
「混雑レーダー」は、2020年1月末に提供を終えた機能でした。しかし、同4月7日に「3密」の回避などが盛り込まれた緊急事態宣言が発令され、機能の提供再開を望むユーザーが増加。これを受け、高い精度で混雑度を示せるように機能を改良した上で、緊急事態宣言発令から3日後の4月10日に提供が再開されました。
同機能の利用率は提供再開前の1年と比較して約5倍になり、特に提供再開直後のピーク時は、提供終了直前と比較して約36倍になっていたとのこと。
ヤフーは同機能の提供を通じ、新型コロナウイルス感染症拡大防止への貢献を目指すとしています。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/153789
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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