【特集】クルマDIYの強化書
なかなか思うように出かけられない “おうち時間”を利用して、愛車のグレードアップを自分の手でやってみよう! というDIY企画。上手くできれば経済的だけれど、リスクがないわけではない。無理はせず、安全な場所で楽しもう!
■手間はかかるが作業自体は簡単
万が一の事故やトラブルに備えてドライブレコーダーを装着したいという人も多いだろう。多くのモデルではアクセサリー電源プラグを備えているため、取り付けは誰でも簡単にできる。だがケーブルを目立たせずキレイに!というのならば話は別。ある程度手順が必要で少々の手間がかかる。もちろん作業をショップにも依頼はできるが5000円前後の費用となり、本体+サブカメラの2ピースモデルの場合は1万円を超えることもある。
だが、自分で取り付けを行えばかかる費用は配線類の数千円だ。作業はそれほど難しくはないので、ぜひチャレンジしてほしい。特別な工具は不要だが「検電テスター」は持っていると安心できる。
■2カメラで前後方撮影可能
ケンウッド
「DRV-MR450」(実勢価格:2万5080円前後)
コンパクトな本体とリヤカメラを組み合わせた2ピースモデル。車両前後の状況を同時に撮影でき、あおり運転などのトラブルにも対応する。スモークシースルー機能やF1.8の明るいレンズで夜間にも強い。
■電源確保
カーメイト
「CZ482 ヒューズ電源 増設ソケット ドライブレコーダー用」(実勢価格:1320円前後)
ドライブレコーダーの電源をヒューズから取得できるようになるもの。必要なパーツがワンセットになっていて親切だ。
【取り付け手順】
難易度:★★★☆☆
作業時間:約120分
<手順1>作業性を高めるために左端のダンパーを引いてグローブボックスを取り外し、グローブボックス全体を手前に引く。
<手順2>カバーに記されている表を見ながら使用するヒューズを決める。
アクセサリー位置で動く電装品の中から選ぶ必要があり、今回はシガーライターソケットを使用。「検電テスター」があると通電の確認ができて便利だ。
<手順3>純正ヒューズと「CZ482 ヒューズ電源 増設ソケット ドライブレコーダー用」に含まれている電源取り出しヒューズを入れ替えて、電源線を接続する。ヒューズ電源は3サイズ付属している
<手順4>ヒューズ電源は金属と接しているネジにクワ型のマイナス端子を共締めする。これができないと作動しない。
■配線&装着
<手順5>リヤガラスにリヤカメラのブラケットを貼り付ける。電熱線に両面テープがかからないように注意。
<手順6>ブラケットにリヤカメラをセットし、ダイヤルで角度を調整する。側面には本体へとつながるケーブルを接続。
<手順7>リヤカメラから本体までケーブルを取り回す。リヤゲート部はコードクリップを利用し、車内は内張りの内部を通す。
<手順8>ガラス面積の上から20%以内の位置に本体を貼る。ワイパーの可動範囲内でないと雨の日に良好な撮影ができない。
<手順9>本体の左側面に電源ケーブル、車両後方から取り回したリヤカメラケーブルを接続。
<手順10>本体と接続した電源ケ ーブルを天井の内張りやピラーの隙間などに取り回す。内張りはがしがあると便利。
<手順11>電源ヒューズの増設ソケットに電源プラグを差し込む。ロックタイやビニールテープでの確実な固定がオススメだ。
完成!
▼取り付け作業が終わったら設定を行って正しく使おう
▲ドライブレコーダーの取扱説明書に沿って初期設定を行う
▲記録解像度やGセンサー感度、運転支援機能などを好みに合わせて選択。GPS電波の受信状態も確認しておこう
▲リヤカメラはミラーに映るが小型なので気にならない
今回の手順は編集部が行った一例で、メーカーの推奨とは異なります。作業をする際は安全な場所を確保し、自己責任でお願いします。自信のない方は専門のショップを利用しましょう
※2021年3月16日発売「Car GoodsPress」94号72-73ページの記事をもとに構成しています
>> クルマDIYの強化書
<文/浜先秀彰 写真/澤田和久>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/369163/
- Source:&GP
- Author:&GP
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