Appleが、ユーザーがアプリを検索する前に広告を表示できる新たな広告スペースをApp Storeに設置したことが明らかになりました。
設定からターゲット広告を無効にすることも可能
App Storeでの広告自体は2016年から導入されていますが、広告は検索後に表示される仕組みでした。今回、App Storeの検索タブに広告スペースが新たに出現したため、アプリ開発者はユーザーがアプリ検索を行う前に広告を表示できるようになりました。
ユーザーがApp Storeアプリの検索バーをタップすると、アプリのリストが“発見する”と“おすすめ”のセクションに表示されます。Appleは、このおすすめセクションの下で新たな広告スペースのテストを行っており、現在では公式に開発者に解放されているとのことです。
広告は、“Appleの広告”指標にもとづいて表示されるようになっており、ユーザーはプライバシー設定の“Appleの広告”から、App Storeのターゲット広告をオフにすることも可能です。
パーソナル広告を無効にしたからといって、App Storeで広告がまったく表示されなくなるわけではなく、広告の量が減るというわけでもないようなので注意が必要です。
iOS14.5でAppleの広告に大きな変化
iOS14.5の新機能のひとつとして、「アプリのトラッキングの透明性」(ATT)が挙げられます。
ATTにより、アプリに他社のアプリやWebサイトを横断してアクティビティを追跡することを許可するかどうか、ユーザー自身が選択できるようになりましたが、FacebookやAlibabaなど、広告から大きな収益を得ている企業は収益モデルへの影響を憂慮している、と伝えられています。
Source:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-366022/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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