16インチラップトップ向けミニLEDバックライト用チップを、日亜化学工業が受注

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台湾メディアDigiTimesが、日亜化学工業が16インチおよび17.3インチディスプレイを搭載するラップトップ向けミニLEDバックライト用チップを受注したと報じています。

16インチミニLEDバックライトディスプレイ用チップを受注済み

日亜化学工業が、ミニLEDチップの専用生産設備を徳島県に建設し、2021年7月に完成、2021年9月末に生産を開始する予定であることを、日亜台湾の総経理である戴燦嘉氏が明らかにしました。
 
同社は、稼働初期の月産能力は約5万個、2021年末には20万個に拡大する予定で、2年~3年後には200万個の生産を目指しているようです。
 
日亜化学工業は既に、16インチおよび17.3インチディスプレイを搭載するラップトップ向けミニLEDバックライト用チップを受注済みで、稼働初期にはこれらのチップが生産されると戴燦嘉氏は述べています。

同社製品の歩留まりと消費電力に自信

日亜化学工業のミニLEDバックライト用チップ、Light Clusterシリーズには、デスクトップモニター用のType J、ラップトップやタブレット端末用のType V、スマートフォンなどの携帯端末用のType Mがあります。
 
戴燦嘉氏によれば、Light Clusterシリーズ搭載製品は、最大輝度1,000ニト、コントラスト比1,000,000:1が実現できるようです。
 
同氏は、Light Clusterシリーズは他社のミニLEDチップよりも高価だが、表面基板実装(SMT:Surface Mount Technology)の歩留まりが良く、消費電力も少ないと、自信を示しています。

新型14インチおよび16インチMacBook ProがミニLEDバックライト採用か

ミニLEDバックライトは、14インチおよび16インチディスプレイを搭載すると噂の、新型MacBook Proが採用するとの情報がありました。
 
新型12.9インチiPad Proが搭載するミニLEDバックライト用チップの生産では、歩留まりの悪さを指摘する報道がありました。
 
日亜化学工業がラップトップ向けミニLEDバックライト用チップで、競合他社を上回る受注を獲得できるか注目されます。
 
 
Source:DigiTimes
Photo:Apple Hub/Facebook
(FT729)


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