Appleの紛失防止タグAirTagは、落下や水などに、どの程度の耐性があるのでしょうか。米メディアCNETのレキシー・サビデス氏が、洗う、凍らせる、落とすという3つの実験を行いました。
テスト1:AirTagを洗濯機で洗ってみた
AppleによるとAirTagは、IEC規格60529にもとづくIP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)の防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えていますが、「防水」ではありません。
サビデス氏はAirTagをポケットに入れたまま洗濯してしまう、というありがちな状況を想定、何枚かの衣類とともに、ポケットにAirTagを入れたパンツを洗濯機に入れ、洗剤を加えて洗濯を開始しました。
洗濯中、AirTagがつながっているかどうかを確認するために、iPhoneの「探す」アプリは開いたままにしました。洗濯機の騒音にも関わらず、AirTagが発するかすかな音はずっと聞こえていたそうです。
洗濯サイクルが終了、衣類を取り出すと、AirTagはポケットから飛び出していました。脱水のおかげでAirTagは乾いていましたが、プラスチックの背面には傷がついていたそうです。
「探す」アプリで音を鳴らすと、AirTagはきちんと反応、音が鳴ったそうです。音量は選択前と変わらず、位置情報も正しく示したとのことです。
テスト2:AirTagを冷凍庫で凍らせてみた
サビデス氏は洗濯機で洗ったAirTagを水を張った製氷皿に入れ、今度はマイナス19度に設定した冷凍庫の中に置きました。
AirTagを凍らせる間も、サビデス氏は「探す」アプリで何度か確認しました。最初の数時間はiPhoneで音を鳴らすと冷凍室内で鳴っているのが聞こえましたが、途中から聞こえなくなりました。
AirTag入りの氷が完成したところで、製氷皿から取り出してお湯につけ、解凍しました。AirTagを乾かしている間も音を鳴らすと鳴り、問題なく機能したそうです。次にAirTagを開き、浸水していないかどうかを見ると水滴が見つかったので拭き取った、と同氏は述べています。
テスト3:AirTagを落としてみた
新しいAirTagにSpigenのレザーカバーをつけて鍵の束に取り付け、異なる高さから地面に何度か落とすという実験を、サビデス氏は行いました。
何度か落下させると、ステンレススチール側にあるAppleのロゴに傷がつきました。しかしこうした表面的な傷を除けば、機能的にはまったく問題なかったそうです。
Source:CNET
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-366489/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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