香港のCounterpoint Technology Market Research(以下、カウンターポイント)は、スマートフォン向けAP(アプリケーション・プロセッサ)およびSoC(システム・オン・チップ)に関する2021年市場見通しを発表しました。
グローバル出荷量は前年比3%成長か
一方でリサーチディレクターのDale Gai氏は、米Qualcommについて、RFIC(高周波用IC)やPMIC(電源管理用IC)の供給や、5nmラインの歩留まりなど供給面の課題を指摘しました。ただし5Gスマートフォン向けAP/SoC市場では28%でシェア率1位(2020年)を記録しており、今後もSnapdragonのポートフォリオにおいて中心的役割を果たすとのことです。
5G向けではQualcommが安定
7nm、6nm、5nmなどの微細プロセスは2021年におけるスマホ向け出荷のほぼ半分に達するとみられています。Gai氏は、これら最先端のプロセスは主に5G端末に活用され、従来の11nm〜プロセスは4G LTEのメインストリームとして引き続き利用されるとしています。
(文・九条ハル)
- Original:https://techable.jp/archives/154602
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- Author:九条ハル