充実の“男子厨房時間”を実現できる本格調理家電11選【趣味時間 傑作ヒットモノ最前線】

【特集】趣味時間傑作ヒットモノ最前線

自宅で過ごす時間が長くなったことで、趣味として “料理” を楽しむ男性が増えている。そんな料理好きをサポートしてくれる調理家電を紹介。ほったらかしで本格料理が完成する自動調理家電と、パーティ気分を味わえる卓上調理家電の注目モデルをピックアップ!

■調理家電の一番のメリットは失敗しないこと

「趣味としての料理は、もちろん作る楽しみもありますが、家族や友人など誰かに喜ばれることが大事だと思います。華やかな料理を手間をかけずに作る、その手段の一つとして調理家電を使うのはアリですね」

このように話すのは、科学する料理研究家さわけんさん。また、趣味とはいえ料理は家事の一部として捉え、材料費を適正に抑えながら本格的な味に仕上がり、後片付けも簡単にできる調理家電を使うのはオススメだと話す。

最近人気の自動調理家電は、ほったらかしで調理できる点が魅力だ。しかし、料理を作ること自体は楽しめないのでは?

「難しい火加減を自動で調節してくれるので、失敗しないところが一番のメリット。時短にもなるし、ほったからしでOKだから複数の料理を作る際に1品追加するのに便利ですよ」

また、おうち時間が長くなったことから家族で食卓を囲む機会が増え、卓上調理家電にも注目が集まっている。

「料理を作りながら食べると、ちょっとしたパーティ気分を味わえますよね。何より卓上調理家電は、料理を作る人も一緒に食べられるところがいいですね」

おもてなしとしても、みんなで一体となって食事を楽しむためにも調理家電が活躍しそうだ。

科学する料理研究家 さわけんさん
食品の実食比較や調理器具・調理家電の検証を日本一行う「キッチンまわり評論家」としても活躍。レシピ開発や飲食店のメニュー開発なども手がけ、メディア出演も多数。著書に『ぶり大根が15分でできてなんならお客さんにも出せる』(ダイヤモンド社)など

1. 面倒な温度管理をおまかせ!ローストビーフも失敗知らず

葉山社中
「BONIQ 2.0」(2万2000円)

パワフルで正確なのはもちろんですが、WEBサイトの充実ぶりがすごい!使い方がしっかり書いてあり、安全に低温調理を楽しむためのデータが豊富。一読すべき情報が満載です(さわけんさん)

温度管理が難しい低温調理を手軽に楽しめる「BONIQ」の最新モデル。コンパクトながら1000Wの高出力で、設定温度到達時間が短く使いやすい。肉・魚料理のほかスイーツにも活用でき、防水仕様で丸洗い可能。在庫切れが続く人気商品で次回5月下旬入荷予定。

▲クリップ式ホルダーで取り付けも簡単。本体底部にはマグネットが付いているため、コンテナ等にしっかり固定できる点も見逃せない

 

■低温調理を楽しむならあわせて買いたい!

▼肉用温度計はマスト!

ThermoPro
「デジタル温度計」(実勢価格:2000円前後)

肉の種類やレア度を設定可能。低温調理理は食材の中心温度(芯温)が狙い通りの温度になっているかが重要。また安全面でも必須となる。

 

▼フードシーラーが便利!

Gloture
「Mosoco 真空パック機」(7128円)

低温調理に欠かせない真空パックをわずか20秒で完了。スナック袋なども密閉でき、さまざまな食品の保存にも活躍。幅32cmまで対応。

 

2. 圧力調理で時短!角煮もふっくらトロトロ

ティファール
「クックフォーミー 3L」(6万2700円)

メニューを選ぶと手順が表示されるので、その通りに作業するだけ。料理のことを考えずに圧力調理までできるから、サブの煮込み料理に活躍。個人的にはサバの味噌煮がお気に入り(さわけんさん)

電気圧力鍋はほったらかし調理家電の代表格。「クックフォーミー 3L」は、4人分の調理に対応する容量3Lのコンパクトモデルで普段使いしやすい。210種類の内蔵レシピを備え、圧力調理のほか蒸す・炒める・煮込む・再加熱・保温、さらに炊飯にも対応する。

▲専用アプリを使うと、本体の液晶よりも作り方が分かりやすい。必要な食材の買い物リスト機能も搭載。これがあれば献立に迷わない!

 

3. 250以上の多彩なオートメニューを搭載

日立
「ヘルシーシェフ MRO-W10X」(実勢価格:8万2000円前後)

自動度は低めですが大量に作れるので、ちょっと料理ができる人に最適。そのぶんレシピが豊富で色々な料理を作れます。底板がフラットで取り外せるため、掃除がしやすい点も便利(さわけんさん)

オーブンレンジの自動調理機能も見逃せない。本モデルはクックパッドの殿堂入りレシピや食品メーカーとのコラボレシピなど、250を超えるオートメニューに対応。スマホアプリから本体をアップデートすると新しいオートメニューを追加でき、今後もレシピが増えていく!

▲オートメニューのうち45メニューは、耐熱プラスチックボウルに下ごしらえした材料を入れて加熱するだけの「簡単プラボウルメニュー」

 

4. 焼き加減はスマホで確認!アメリカンBBQを満喫

weber
「Pulse 1000 electric grill」(5万9990円)

3cmくらいの分厚い肉もスマホで芯温を見ながら好みの焼き加減に。焼き目もキレイだし、玉ねぎなどの野菜も丸ごと焼けます!(さわけんさん)

直火ではないため庭先で安全にBBQを楽しめる、アメリカ生まれのスマート電気BBQグリル。肉用の温度計が付いているため、肉の芯温をスマホで確認しながら調理可能。肉をひっくり返すタイミングも通知されるなど、スマホアプリ連携で完ペキな焼き加減を実現。

 

5. 便利なコンパクトサイズで無煙焼き肉を楽しめる!

Toffy
「スモークレス 焼肉ロースター K-SY1」(1万9800円)

少人数の焼き肉に向いています。煙が出ないので部屋にニオイがつかないのは魅力的。見た目もオシャレで、コンパクトで使いやすい(さわけんさん)

コンパクトで使いやすいロースター。側面にカーボンヒーターを搭載し、輻射熱で加熱する「サイドヒーティング方式」を採用。食材の油や水分がヒーターに触れない構造で、煙がほとんど発生しない。焼き網のほか平面プレートも付属ししており幅広い料理に対応する。

 

6. 焼く・煮る・蒸すの1台3役をこなす!

ビタントニオ
「ホットプレート VHP-10」(1万4850円)

ちょっと深めなので煮込み料理も作れます。別売りのプレートも用意しておきたいところ。加熱部がフラットで掃除もしやすい(さわけんさん)

ホットプレートは卓上調理家電の主役。本モデルは平面プレートとたこ焼きプレートのほか、別売で深鍋プレート(スチームラック付き)と、仕切り付きの火鍋プレートを用意し、幅広いメニューに対応する。板状のフラットヒーターを採用しており、焼きムラが少ないのも特徴。

 

7. チーズ好きにオススメ!おしゃれ料理が簡単に作れる

レコルト
「ラクレット&フォンデュメーカーグランメルト」(8250円)

チーズフォンデュがおすすめ。フォンデュ鍋が小さく使いやすい。ラクレット風に楽しむならハンバーグや鶏肉、ホットドッグもいいかな(さわけんさん)

上段の鉄板で食材を焼き、ミニパンを使って下段でチーズを溶かすことで、簡単にラクレット料理を楽しめる。また、付属のココットを使ってチーズフォンデュやチョコフォンデュも可能。従来モデルからサイズアップし、4人用の調理に対応。朝食作りにも大活躍!

 

8. 香り豊かなスモーク料理を自宅で手軽に味わえる!

IBUSIST
「IBUSIST 燻製機セット」(1万3200円)

冷燻できる点が◎。ホースが長いので熱で溶けやすいチーズなどにも対応。ドーム付きで燻煙する姿を楽しみながら手軽に使えます(さわけんさん)

キャンプブームで注目されているスモーク料理を、自宅で簡単に堪能できる燻製機。ローストビーフやハム、チーズや刺身から、デザートやウイスキーなどの飲み物まで、食材の持ち味を活かしながら燻製の香りを付けられる。コードレス仕様で使いやすいのも嬉しい。

 

9. グリル料理も厚焼きサンドも! “挟んで焼く”はおまかせ

BRUNO
「グリルサンドメーカー ダブル」(1万1000円)

分厚い食材も挟めるので、具材たっぷりのホットサンドから肉まで焼けます。見た目もオシャレだし、作った料理も写真映えしますよ(さわけんさん)

上下2枚のプレートで、食材を挟んで焼くグリル調理器。挟み焼きは短時間で食材に火が通り、焼き目もキレイに付く点が特徴。ホットサンドから塊肉のグリルまで対応し、朝食にも夕飯にも活躍する。コンパクトでデザイン性も高く、卓上で気軽に使えるところも魅力だ。

 

10. おしゃれな洋風料理にぴったりな電気鍋

Toffy
「コンパクトマルチ電気鍋K-HP3」(5500円)

カセットコンロが不要なので気軽に鍋料理を楽しめますね。鍋が深めなので、おでんやポトフなどが大本命。しゃぶしゃぶもいいですね(さわけんさん)

安全に鍋料理を楽しめる、ヒーター一体型構造の電気鍋。小さく見えて容量は約2.8Lもあり、2〜3人の食事やパーティに打ってつけ。卓上で温度は無段階に調整でき、鍋は電源コードを取り外して水洗い可能。ブイヤベースなど洋風の鍋料理にマッチするデザインも見逃せない!

 

11. せいろが雰囲気抜群!本格的な蒸し料理を堪能

エムケー精工
「TEGARU=SEIROEM-185K」(実勢価格:9800円前後)

せいろに入っているだけで、どんな蒸し料理も豪華に見えます。それだけで買う価値あり。深さがあるので茶碗蒸しを作れるところが◎(さわけんさん)

せいろを採用した電気蒸し器。食材を入れてタイマーをセットすれば、あとはほったらかしで本格的な蒸し料理が完成する。せいろ蒸しは野菜の甘みを引き出し、肉や魚をジューシーに仕上げられる。せいろごと卓上に並べられるため、見栄えが良くパーティにも最適!

>> 【特集】趣味時間 傑作ヒットモノ最前線

※2021年5月6日発売「GoodsPress」6月号42-45ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/津田昌宏>

 

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