新型12.9インチiPad Proの初期注文分の出荷が遅れる可能性〜ミニLED不足

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台湾メディアDigiTimesが、ミニLEDバックライトと実装用基板の供給不足により、新型12.9インチiPad Proの初期予約分の出荷が遅れる可能性が高いと報じました。

早期に予約したユーザーの入手日にも遅れ発生か

新型12.9インチiPad Proに搭載されるミニLEDバックライトの製造がうまくいっていないことで、納期が長くなっていることが指摘されていましたが、第一次予約分出荷すらも遅れる可能性が高いようです。
 
今後、店頭で見て購入を決めたユーザーからの注文分が入るなどで受注残が積み上がった場合、新型12.9インチiPad Proの納期が現在よりも更に長くなることが懸念されます。

海外メディアが、半導体不足の影響も指摘

テック系メディアWccftechは、半導体不足が業界全体に与えている影響も指摘、今月下旬から量産が始まると噂のiPhone13シリーズ向けA15 Bionicの供給にも不確実性が存在すると指摘しています。
 
A15 BionicはA14 Bionicの製造に用いられているTSMCの5nmプロセス「N5」の改良版である「N5P」で製造される見込みで、7nmプロセスから5nmプロセスへの変更に比べ製造ラインの変更点は少ないと予想されます。
 
ただし、ミニLEDバックライトほどの新規部品ではないながらも、Face ID用として新しいVCSELスキャナの搭載などが予想されているため、基幹部品の製造で歩留まりが悪化した場合は、iPhone13シリーズの出荷に影響が及ぶこともあるかもしれません。
 
 
Source:DigiTimes via Wccftech
Photo:Appledsign/Facebook
(FT729)


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