台湾メディアは、Appleが大手半導体サプライヤーのTSMCに対し、新型コロナウイルス感染症のワクチン供給について支援するとの噂が出回っていると報じました。TSMCは「ただの噂だ」と否定しています。
Appleがワクチン支援との噂が出回る
台湾メディアの科技新報は現地時間5月24日、新型コロナウイルス感染症が拡大しつつある台湾において、「AppleがTSMCに対して、従業員用のワクチン供給を支援する意向」との噂が広まっていると報じました。
なお、科技新報によると、最近、TSMCの従業員1名が新型コロナウイルス感染症の検査で陽性と確認されています。
TSMCは「ただの市場の噂だ」と否定し、濃厚接触者約10名を特定し、14日間の隔離措置をとっていると表明しました。工場での製造計画には影響が無いと強調しています。
台湾では感染が急拡大
NHKは5月19日、台湾で新型コロナウイルス感染症の感染が急激に拡大し、ワクチン接種希望者が急増していると報じました。
TSMCは、iPhone13シリーズ向けのA15チップの量産を今月開始すると噂されており、ARデバイス用マイクロOLED開発でもAppleと提携していると報じられています。
また、世界的に半導体が不足しており、Appleのティム・クック最高経営責任者は、MacとiPadも半導体不足の影響を受ける可能性があると言及しています。
しかし、民間企業であるAppleが、台湾政府の優先接種ルールを無視して、TSMCの従業員や家族に対するワクチン接種を直接支援することは非現実的だと思われます。
今回の噂が広まった背景には、ワクチン不足による社会不安の増大があるのかもしれません。
Source:NHK, 科技新報 via 9to5Mac
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-370013/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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