簡単なのにハズレなし!間違いのない焚き火料理3選【絶品!BBQ&キャンプ飯の強化書】

【特集】絶品!BBQ&キャンプ飯の強化書

パン、ごはん、パスタという単純な料理なのに、焚き火であぶった肉を載せるだけでボリューミーな満腹メニューに変身する。今回は、アウトドアコーディネーターの小雀陣二さん直伝のレシピを大公開。ちょっと大きめに切ってたっぷり盛ると味も見た目も100点満点!

 

アウトドアコーディネーター・小雀陣二さん
カヤック、自転車、登山など多様な遊びを通してフィールドで過ごす楽しさを伝えている。ツアーでふるまう野外料理が評判となり、料理本の著書多数。この春出版した『焚き火料理の本』(山と渓谷社)も好評だ

1. 焚き火の香りがいつもの肉を格上げ!「スモーキーポークホットサンド」

せっかく焚き火を使うのだから、ホットサンドも焚き火であぶり、ほんのり焚き火の香りが漂う豚肉を使用。粒マスタードとクリームチーズをたっぷり塗って、これでおいしくならないわけがない!

<間違いのない組み合わせ>
【粒マスタード】
ほのかな酸味とプチプチ感が一口噛みしめるごとにいいアクセントになる。
【クリームチーズ】
濃厚なクリームチーズを挟むとそれだけでリッチな味わいに。惜しまずたっぷり塗って。
【スモークポーク】
表面をカリッと焼いた豚肉は香ばしくてほんのり甘い。脂が程よく抜けてずっと食べられる。

<材料(2〜4人分)>
・豚肩ロース 300g
・食パン 4枚
・クリームチーズ 適量
・粒マスタード 大さじ1
・イタリアンパセリ 数本
・塩 適量

<作り方>
(1)豚肉に塩をふり揉み込む。
(2)火から15cmくらい離して豚肉をじっくり全面を焼く。芯まで火が通ったら10分ほど肉を落ち着かせる。
(3)パンの内側に粒マスタードを塗り、2の豚肉の半分をスライスして並べ、クリームチーズ、ちぎったイタリアンパセリをのせてサンド。
(4)ホットサンドクッカーにはさみ、中火で両面ほどよく焦げ目が付くように焼く。

POINT1:弱火でじっくり火を通す

▲表面に塩をふった豚肉を熾であぶる。弱火であぶるので固くならず、焚き火の香りとともにうまみが閉じ込められている。あればローズマリーを載せればさらによし

POINT2:予熱でしっかり火を通す

▲火からおろした豚肉はしばらく焚き火のそばで休ませる。肉汁をとじこめると同時に、予熱で中心まで火を通る。切ればこのとおり、ふっくらしてほんのりピンク色

 

2. スキレットひとつで作るパスタにローストビーフをオン!「ローストビーフパスタ」

野菜を炒めて、そこに水とパスタを加えるワンポット料理。「パスタに載せるローストビーフは冷めてもおいしく、サンドイッチやサラダにも使えてキャンプ向き。注意点は火加減かな。焼きすぎても他の料理に使えるので安心して」(小雀さん)

<間違いのない組み合わせ>
【ローストビーフ】
野外で遊んだあとは肉がうまい!場が盛り上がるし、慣れると失敗なし!
【ドライトマト】
華やかになるし、トマトの酸味がアクセントとなって料理を引き締める。

<材料(2〜4人分)>
・牛モモ肉 300g
・ペンネ 120g
・タマネギ 1/2個
・ドライトマト 6個
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・醤油 大さじ1
・ブラックペッパー 適量
・塩 適量

<作り方>
(1)牛肉に塩をふり、炭火で表面に少し焦げ目が付くくらい焼く。焼き上がったら皿に置いて肉汁を落ち着かせる。
(2)タマネギをざっくり切り分け、熱したスキレットにオリーブオイル、潰したニンニクとともに入れて、中火で炒める。
(3)(2)に水2カップ半、塩小さじ2、ペンネを入れて強火で熱し、沸騰したら中火に。かき混ぜながら水分を飛ばして時間通りに茹でる。仕上げに醤油大さじ1加えてかき混ぜる。
(4)(1)の牛肉を一口大に切り、ペンネの上に並べる。ブラックペッパー、ドライトマトを飾って完成

POINT1:クッカーを使った焚き火の火加減

▲強火は炎が鍋底全体に広がり、中火は炎が鍋底に触れた状態が目安だが焚き火の熾は分かりづらい。手のひらで温度をはかるミシシッピテストでは4〜5ミシシッピ=中火

POINT2:それぞれの面を均一に火を通す

▲常温に戻した肉を、よく熱した焼き網に載せて焼く。焼きすぎると固くなるので強火は厳禁。遠火で表と裏、側面をひっくり返して均一に火を通す

POINT3:芯はほんのりあたたかい状態に

▲表面に焼き色がついて中心はほんのりあたたかい状態がベスト。火からおろし、10分ほど休ませてから切ると肉汁が出すぎない。焼いただけでつまみ食いしたくなるおいしさに

 

3. マッシュルームのだしと甘辛い照り焼きがマッチ「照り焼きチキンパエリア風」

マッシュルームを炒め、そのだしを吸ったごはんが驚くほどおいしい。「コンソメを使っていたこともありましたが、塩味だけでも十分おいしいことに気づきました。濃い目に甘辛く味付けをしたチキンとともに食べるとちょうどいいですよ」(小雀さん)

<間違いのない組み合わせ>
【照り焼きチキン】
甘辛い醤油ベースのタレをからめながら焼いて香ばしく。軽く焦げたタレがまたうまい。
【マッシュルーム】
昆布と同じうまみ成分がぎっちり。鶏肉のうまみ成分とのコンビでおいしさ倍増。
【アーモンド】
単調になりがちのごはんに砕いたアーモンドでアクセントを添える。

<材料(2〜4人分)>
・鶏モモ肉 1枚
・米 2合
・マッシュルーム 1パック
・ニンニク 1〜2片
・アーモンド 5個
・サフラン ひとつまみ
・オリーブオイル 大さじ3
・醤油 大さじ2
・砂糖 大さじ1/2
・塩 適量
・ブラックペッパー 少々
・レモン 好みで

<作り方>
(1)ロッキーカップ(小鍋でいい)にサフランと水90mlを入れて熱し、黄色いサフラン水を作る。
(2)ダッチオーブンにオリーブオイル大さじ2、潰したニンニク、半分に切ったマッシュルームを入れる。熾を中火に調整し、ダッチオーブンを熱して炒める。
(3)(2)に米と塩小さじ2を加え、全体を馴染ませて、水360ml、(1)のサフラン水を加え、強火に調整し、沸騰したら、弱火に。8分炊いたら火から外し、5分蒸らす。
(4)サフラン水を作ったカップに醤油、砂糖、残りのオリーブオイルを入れて混ぜ、一口大に切った鶏肉をからめながら、火から15cmくらい離した火力でじっくり焼く。
(5)(3)のサフランマッシュルームライスの上に焼いた鶏肉を並べる。砕いたアーモンドを振り入れ、ブラックペッパーをふる。好みでレモン汁をかけて

POINT1:網焼きでは炎の立たない熾でパリッと仕上げる

▲醤油と砂糖の甘辛いタレは焦げつきやすいので、熾の輻射熱で焼くイメージ。そうすることで炎に包まれて真っ黒に焦げることなく、パリッときれいに焼きあがる

POINT2:鍋底を覆うくらい薪を広げる

▲焚き火での炊飯は、沸騰までは薪を集めて強火、沸騰後は薪をちらして弱火にする。強火も弱火も、鍋底全体に均一に熱が届くように薪を置くとムラなくふっくら炊ける

絶品!BBQ&キャンプ飯の強化書

※2021年5月6日発売「GoodsPress」6月号72-73ページの記事をもとに構成しています

<文/大森弘恵 写真/逢坂聡>

 

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