横浜での「XR観光バスツアー」の第1弾が運行決定!

京浜急行電鉄株式会社と株式会社サムライインキュベートは、第3期「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」で優秀賞を獲得した株式会社シナスタジアとともに「オープントップXR観光バスツアー@横浜」の実現に向けた取り組みを行ってきました。

そしてこのたび、同ツアー実用化の第1弾として、2021年6月26日・27日の2日間でバスツアーを運行すると発表。併せて、モニターとなる乗客の事前募集をスマホチケットサービス「Peatix」にて開始しました。なお、同ツアーの企画・実施は、京急グループの東洋観光株式会社が担うとのことです。

XRを活用した新しい観光体験

同ツアーは、VRゴーグルを装着しながら、屋根がなく開放的な「KEIKYU OPEN TOP BUS横浜」にて横浜・みなとみらいエリアを周遊し、XRを活用したコンテンツと共に横浜の魅力を感じられる新しい観光体験。第1弾では、京急グループ本社を始点・終点として、みなとみらい地区を巡ります。

当初、運行は1日に6便とされていましたが、チケットが即日完売したことを受け、1日7便に増便。それでもすでにチケットは完売しています。ちなみに、金額は3,500円で対象年齢は7歳以上。

今回は完売してしまいましたが、同ツアーは観光庁が公募した「これまでにない観光コンテンツやエリアマネジメントを創出・実現するデジタル技術の開発事業」に選定されており、京急電鉄とシナスタジアは今後、新たな技術開発およびコンテンツ内容の充実化、定期運行化に向けた取り組みを推進するとのことなので、次回にも期待できそうです。

体験できるコンテンツを予想

公式発表では、ツアー内で体験できるXRコンテンツについての情報はありません。しかし、京急電鉄とサムライインキュベートおよびシナスタジアは、11月9日~12月13日の期間で、同ツアーで体験できるXRコンテンツの企画原案を募集していました。

そして2021年1月に、31件の応募のなかから最優秀賞を1作品、優秀賞を2作品選出。最優秀賞の企画をもとにコンテンツ制作に取りかかると発表し、早々の実装を示唆しています。あくまで推測ですが、今回その作品が体験できる可能性はあるのではないでしょうか。

というわけで、このときの受賞作品を簡単に紹介します。最優秀賞を獲得したのは『ジョーカーを探して』。通称「キングの塔」といわれる神奈川県庁本庁舎、「クイーンの塔」といわれる横浜税関、「ジャックの塔」といわれる横浜市開港記念会館の総称「横浜三塔」をモチーフとしたトランプが織りなすストーリー展開で、周遊ルートとの親和性やユニークさ、世界観の拡張性の高さが評価されたようです。

優秀賞には、案内カモメと一緒にコロナ禍で打ち上げられなかった花火玉の想いを叶えるストーリーを描いた『カクレ花火と案内カモメ』と、バスをタイムマシンに見立てた探索型ライドアクション『ヨコハマ・ザ・ライド』が選ばれています。

PR TIMES

(文・Higuchi)


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