世界中で好調が伝えられているAppleですが、ラテンアメリカ地域では苦戦が続いているようです。2021年第1四半期(1月~3月)のスマートフォン出荷台数の伸びは、上位5メーカー中最低でした。
スマートフォン事業から撤退したLGにも劣るApple
2021年第1四半期のラテンアメリカ地域におけるスマートフォン出荷台数は、前年同期比で22.1%増と急増しました。
SamsungやMotorolaが新しいモデルを発売したことで競争が激化し、市場の成長をけん引したとのことです。
メーカー別シェアでは、Samsungが42.4%のシェアを獲得し、前年同期に続いて首位を維持しています。
一方、Appleはこの地域で苦戦しており、上位5社のなかでもっとも成長率が低くなっています。
販売不振のために4月にスマートフォン事業から撤退したLGでさえAppleよりも好調でした。
5G普及率が低く、iPhone12シリーズが売れない
ラテンアメリカにおける5G接続数は、2020年には30万でしかなかったそうです。
このため、世界中で5G通信対応スマートフォンをけん引したiPhone12シリーズが売れず、Appleのなかで最も売れたのは先代のiPhone11シリーズでした。
2025年には5G接続数が619万に増えるとの予想なので、今後は状況が変わるかもしれません。
また、Appleは今年初めにはヒスパニック系メディアやビジネスの先駆者であるモニカ・ロザノ氏を新たな役員として迎えています。
このことが今後ラテンアメリカ市場を積極的に攻めていきたいという意思表示かどうかは現時点では不明ですが、今後も何らかの手を打ってくるかもしれません。
Source:Counterpoint, Statista via Patently Apple
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-375945/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...