梅雨時期のお悩み解決!最新ドラム式洗濯機4選【ニューノーマル家電】

【特集】ニューノーマル家電

梅雨に入り、ジメジメした季節は外干しが難しくなる。憂鬱な時季も、ボタンを押すだけで洗濯から乾燥まで一台でできる便利なドラム式洗濯機があれば安心だ。最新のドラム式洗濯機は、AIを活用したり、洗剤や柔軟剤を自動で計量してくれたり、より使いやすくなっているのでぜひ注目してほしい。

*  *  *

■洗浄力が高く、大物も洗える大容量が魅力

昨今の住宅事情や花粉、PM2.5の問題などから、外干しができないという家庭が増加しており、ドラム式洗濯機の需要が高まっている。以前は縦型洗濯機と比較すると洗浄力が落ちると言われていたが、今は遜色ない。高温の湯でしっかり除菌しながら皮脂も取れる機能などが搭載されているタイプもあり、汚れの種類によってはドラム式のほうが落ちる場合もある。

そして、コロナ禍では清潔性や衛生面を気にかける傾向が強まっている。シーツや毛布、カーテンといった大物洗いもこまめにする人が増えているため、大容量でたっぷり洗えるタイプが人気だ。

トレンドは洗剤・柔軟剤の自動投入機能だ。洗濯のたびに計量する必要がなく、衣類の量に合わせた適量が投入される。またコースも豊富で、布地にあわせてさまざまなコースが選べるようになっており、安心してデリケートな衣類なども洗えるのは嬉しいポイント。

なお、ネットで購入する際は本体が大きいので、搬入経路も忘れずに計測しておく必要がある。また、ドラム式洗濯機は手前に扉を開くので「右開き」「左開き」や、設置場所と手前のスペースにゆとりがあるかどうかも、事前の確認をお忘れなく。

家電プロレビュアー・石井和美さん
家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター

1. ナノサイズの泡が洗浄効果を高める

東芝ライフスタイル
「TW-127X9」(実勢価格:21万8000円前後)

ウルトラファインバブルの効果で、冷たい水でもしっかり皮脂汚れが落ちます。タッチパネルも設定がしやすく、稼働音も静かでバランスのよいドラム式洗濯機です。「自動2度洗いコース」は頑固な汚れも手間なく落ちるので便利!(石井さん)

「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」は、ナノサイズの泡の効果で繊維の奥に入った汚れをしっかり落とす。さらに、新たに液体洗剤・柔軟剤自動投入を利用した「自動2度洗いコース」を搭載。同コースは、洗濯中の汚れの再付着を防ぎ、つけ置きが必要なガンコな汚れもしっかり落とす。また、タンクは独自の自立式「密閉構造タンク」に変わり、洗剤・柔軟剤の蒸発を抑制できるようになった。軽い汚れにおすすめの「スピードコース」は、旧モデルよりも時間を短縮。このように新モデルは洗濯の時間や手間を軽減する機能が充実している。

▲洗濯物に適した使用量を見きわめて、液体洗剤と柔軟剤を自動で投入。洗濯のたびに量って入れる手間もなくなり、使いすぎも防ぐ。自立式密閉タンクは洗剤などの蒸発も防ぐ

▲内部に搭載された2本の循環シ ャワーで、ウルトラファインバブルの洗剤液を衣類全体に浸透させる。汗や皮脂のほか、牛乳などのタンパク質汚れもしっかり落とす

 

2. 液体洗剤・柔軟剤自動投入とAIお洗濯で、手間を省く

日立
「BD-NX120FL」(実勢価格:26万4500円前後)

アイロンをかけなくても、そのまま着られる「風アイロン」の仕上がりに大満足。タオルもふんわり乾きます!(石井さん)

洗濯の際に複数のセンサーで洗剤の種類や布質・汚れの量・水の硬度などの情報を収集し、洗い方や洗濯時間を自動で調整する「AIお洗濯」搭載。液体洗剤・柔軟剤自動投入機能も搭載しているので、カンタンに洗濯できる。

▲液体洗剤・柔軟剤自動投入機能のタンクは大容量で補充がラク。ハンドル付きで取り出しやすい

 

3. 自動投入機能を活用した「2度洗い」モード搭載

パナソニック
「NA-VX900B」(実勢価格:32万7800円前後)

使っているうちに蓄積してしまう毛布の皮脂汚れ・ニオイも、約40℃の温水でしっかりと落とせますよ!(石井さん)

泥・皮脂・汗などのガンコな汚れが気になるときにおすすめの「2度洗い」モード搭載。本洗いの前に、自動でサッと予洗いをしてから洗濯する。予洗い後に汚れた洗剤液を排水し、再度洗剤を投入して洗うので、汚れ移りを抑えられる。

 

4. 60℃の温水で皮脂汚れも真っ白に

アイリスオーヤマ
「HDK832A」(実勢価格:14万6520円前後)

ドラム式洗濯機の中ではコンパクト。設置スペースが狭く、置き場所で困っている方にもおすすめです(石井さん)

温水ヒーターの搭載で60℃と40℃の温水洗浄ができ、衣類の黄ばみや皮脂汚れを洗浄できる。「ふんわりシワ取りコース」では脱水後に80%ほど乾燥。その後に部屋干しすることで、干す時間を短縮しつつ、シワのない仕上がりを実現した。

 

■部屋干しには衣類乾燥・除湿機というセンタクも!

室内干しをするときは、衣類乾燥除湿機があると便利。 湿気を取りながら、強い風を衣類に当てることで素早く洗濯物が乾燥する。イヤなニオイもつきにくい。

▼除菌しながら乾燥

パナソニック
「F-YHUX120」(実勢価格:6万3300円前後)

左右独立したルーバーがさまざまな方向に風を届けます。詰めて干しても速く乾くので大量の衣類があっても安心!(石井さん)

独自の「ハイブリッド方式」で1年中スピーディに衣類乾燥が可能。「ナノイー X」除菌しながら部屋干し臭を抑える。

 

▼サーキュレーターがパワフル

アイリスオーヤマ
「サーキュレーター 衣類乾燥除湿機8L IJDC-K80」(実勢価格:3万2780円前後)

サーキュレーターの風がとにかく強い! 衣類除湿乾燥機は大きいものが多いのですが、コンパクトで邪魔になりません(石井さん)

サーキュレーターを除湿機に搭載している衣類乾燥除湿機。部屋干しの湿気を効率的に除湿できる。

>> 【特集】ニューノーマル家電

※2021年6月6日発売「GoodsPress」7月号36-37ページの記事をもとに構成しています

<文/石井和美>

 

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