あらゆる業法に対応するKYC(Know Your Customer・本人確認)プラットフォームとデジタル身分証アプリを提供するTRUSTDOCKは6月24日、第三者割当増資による総額13億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、グロービス・キャピタル・パートナーズ、STRIVE、Sony Innovation Fund by IGV、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル。調達した資金により、eKYC(electronic KYC)の持続的な社会インフラになるべく、コンプライアンス・ガバナンスを含む組織体制の強化と拡大、大量のKYC処理を実現する開発への投資、ゼロトラスト前提のセキュリティ投資など、社会インフラとしての基盤整備に、より一層尽力する。
TRUSTDOCKは、業法を問わず、オンラインで完結するeKYCによる身元確認をはじめ、マイナンバーの取得、AML(マネロン防止・資金洗浄防止)リスク確認、法人eKYCなど、様々なKYC業務を「機械+人」で処理するKYCプラットフォーム。事業者側は、同社提供の業務APIを自社オンラインサービスに組み込むだけで、必要なKYC業務プロセスを構築可能。またユーザー側は、事業者のサービスサイトにおいてガイダンスに従うだけで、その手続に必要な本人確認が完了する。企業規模を問わず、24時間365日稼働するオンラインサービスに、最適化したKYCプロセスを提供可能としている。
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カテゴリー:セキュリティ
タグ:KYC / eKYC(用語)、ゼロトラストモデル(用語)、TRUSTDOCK、テロ資金供与対策 / CFT(用語)、マネーロンダリング防止 / 資金洗浄防止 / AML、資金調達(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/06/25/trustdock-fundraising/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa
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