Linux5.13カーネルでM1チップ搭載Macのサポートを開始

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Apple M1チップをサポートする最初のバージョンのLinux5.13カーネルがリリースされました。

“かなり大きい”Linux5.13カーネル

Linuxカーネルの生みの親である開発者のリーナス・トーバルズ氏は6月27日、Linux5.13カーネルのリリースを自身のブログで発表しました。
 

5.13は全体的にかなり大きいです。実際、5.xのリリースの中でも最も大きなものの一つで、2,000人以上の開発者から16,000以上のコミット(マージを含めると17,000以上)が行われています。

 
いったいLinux5.13カーネルのどこがそんなに大きいのでしょうか?

M1チップをサポートする初めてのLinuxカーネル

それは、Apple M1チップをサポートする最初のバージョンのLinuxカーネルだからです。しかしながら、浮かれるのはまだ早いかもしれません。Apple Siliconに対するLinuxのサポートは、まだ形成段階にあり、Linux 5.13をベースにしたディストロをダウンロードしてM1 Macにインストールしても、IntelやAMDのハードウェアのようにすべてが問題なく動作するというわけではありません
 
それでも、今回のM1コードのデビューにより、Apple独自開発のハードウェアでLinuxを動かすという夢に一歩近づいたことには変わりありません。今後のカーネルのリリースでは、さらなるM1チップサポートの改善が期待されます。
 
M1チップ搭載MacでLinuxを動かすことを目指す“marcan”こと、開発者のヘクター・マーティン氏へのサポートは、クリエイター支援プラットフォームPatreonで行うことが可能です。
 
 
Source:リーナス・トーバルズ, OMG! Ubuntu! via 9to5Mac
Photo:lewing@isc.tamu.edu Larry Ewing and The GIMP
(lexi)


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