インドの少女、12個のマンゴーを売ってオンライン授業のためスマートフォンを購入

インド 少女
 
新型コロナウイルスのパンデミックにより、学校に行けなくなくなったインドの少女が、マンゴーを売ってスマホを買うことで、オンライン授業に参加できるようになった、と地元メディアが報じています。

マンゴー1個を1万5,000円で買った男性

インド東部のジャールカンド州南東部にある工業都市ジャムシェードプルのトゥルシー・クマリさん(12歳)は、オンライン授業に参加するためマンゴーを路上で売ったお金でスマートフォンを購入する計画を立てました。家族が貧しく、デバイスを買ってもらうことができなかったからです。
 
そんな噂を聞きつけた“おじさん”がある日、トゥルシーさんから12個のマンゴーを1つあたり1万インドルピー(約1万5,000円)で購入しました。購入額の約18万円は、彼女の父親のスリマルさんへと振り込まれたといいます。

自分で問題を解決しようとする姿勢を評価

そのおじさんの招待は、オンライン授業の促進を行うValuable Edutainment Pvtのマネージング・ディレクターのアメヤ・ヘテ氏でした。
 
「彼女は自分の運命を責めたり、施しを求めたりしなかった。だからこそ私は彼女からマンゴーを買い、慈善行為は行わなかった」と、ヘテ氏はコメントしています。
 
「そのとおりです、私はマンゴーを売ってお金を貯め、オンラインで勉強を再開できるように携帯電話を購入したかったのです。今は携帯電話を購入して、授業に参加しています」と、トゥルシーさんは語っています。
 
 
Source:The Times of India
(lexi)


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