応援購入サービス「Makuake」を運営する株式会社マクアケは、国内のプロジェクト実行者の海外展開をサポートする新機能「Makuake Global」を2021年夏から秋に開始するようです。これに先がけ、同機能を利用したい実行者に対し、7月に3回のオンライン説明会を実施します。
海外展開を手厚くサポート
「Makuake Global」は、プロジェクト実行者が、プロジェクト期間中に国内だけでなく海外からも支援を募ることができる機能。対象となるプロジェクトは、目標金額の達成・未達成に関わらず、支援者にリターンを届ける「All in型」で、製品がメイドインジャパンであるものです。ただし、通電している商品、無線通信を伴う商品、BtoBのみ展開商品、化粧品、医療品介護用品、食料品などは対象外。
同機能を利用する実行者に対し、日本語のプロジェクトページをもとにした英語版ページの製作や英語でのカスタマー対応、海外への配送作業のサポート、決済機能の提供など幅広いサポートを提供するようです。今後は、対応言語・対象国を順次拡大し、より多くの国の人々に実行者の製品や体験を届けていきたいとしています。
オンライン説明会の詳細および申込みはこちら。
グローバル展開を加速中!
「Makuake」は、海外企業の日本市場進出をサポートする専門チームを有し、これまでも海外のプロジェクト実行者に対してPRやマーケティングの手法などをアドバイスしてきました。
そんな中、2021年1月に世界最大級のクラウドファンディングサービス「Indiegogo」を運営する米国のIndiegogo, Inc.と業務提携を締結。「Makuake」および「Indiegogo」を活用するプロジェクト実行者の、日本市場あるいは欧米市場への進出を相互にサポートしていく体制を整えました。
この業務提携における海外展開のサポートは、海外展開を希望する「Makuake」のプロジェクト実行者に対し「Indiegogo」を紹介し、実行者が「Indiegogo」でのテストマーケティングを通して欧米市場での実績を作っていくという流れ。これと比較すると「Makuake Global」の方がフローとしては少し手軽な感じがします。
また、2021年6月10日に初の海外拠点としてソウル特別市麻浦区に韓国拠点を設立。これには、韓国企業のプロジェクト件数の増加・応援購入金額の成長という背景があるようで、今後は現地法人との連携を深め、韓国発の日本進出プロジェクトのさらなる規模拡大を図っていくようです。
2021年に入り一層加速した「Makuake」のグローバル展開は、異なる市場間のスムーズなモノや体験の流通を実現してくれるかもしれません。
PR TIMES(Makuake Global)
PR TIMES(韓国拠点)
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/157333
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
Amazonベストセラー
Now loading...