Appleのプライバシー強化でAndroidの広告費が高騰

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Appleが4月にアプリのトラッキングの透明性(ATT)を導入してからというもの、多くのiOSアプリが追跡の許可を求めるプロンプトを表示しています。ほとんどのユーザーは“トラッキングを許可しない”を選択するといわれる中、Androidデバイス向けの広告費が高騰している、とThe Wall Street Journalが伝えています。

ATTプロンプトの影響が徐々に出始めている

トラッキングを許可するか、しないかの二択が与えられた場合、トラッキングを許可するのはわずか33%であることが、広告会社Branch Metricsの調査で明らかになっています。
 
その結果、iOSユーザーに向けた広告の価格が下落しており、代わりにAndroidユーザー向けの広告費が高くなっている、と報じられています。
 
まだ最新バージョンのiOSへとアップデートしていないユーザーもいるため、AppleのATTによってもたらされる影響の全貌はまだわかっていないとされていますが、6月22日の時点で70%のiOSデバイスがATTのプロンプト表示を義務化するiOSバージョンを使用していることが判明しており、広告主は徐々に影響の評価を開始しています。

iOSデバイス向けの広告費は下降傾向に

広告会社Tenjinによると、6月1日〜7月1日の期間でiOSデバイスに費やされる広告費は約3分の1に減少したとのことです。一方、Androidデバイスの広告費は同時期に10%増となりました。
 
デジタル広告エージェントTinuitiによれば、FacebookのクライアントがAndroidユーザーに向けて費やす広告費は、5月は前年同月比で46%増となりましたが、6月には64%増になったとのことです。一方、iOSユーザー向けの広告費は、5月の前年同月比42%増から、6月には25%増となり、成長の鈍化が観測されました。現在のところ、Android広告費はiOSユーザーよりも30%高くなっているそうです。
 
Statcounterによれば、78.2%のスマホユーザーがAndroidを使用しており、26.4%がiOSユーザーであるとのことです。それゆえ、iOSデバイス上の広告の影響力が弱まった今、Androidユーザー向けの広告費が高騰するのは納得がいくと言えそうです。
 
 
Source:WSJ
Photo:Android
(lexi)


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