株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は、VRを活用した多拠点間バーチャルコラボレーションシステム「CoVR(カバー)」の提供を8月2日より開始すると発表。一体、どのようなシステムなのか、詳しく紹介します。
CoVRが可能にすることとは?
CoVRは、VRを活用した多拠点間バーチャルコラボレーションシステム。VR空間上に実物大の3Dモデルを表示し、遠隔地にいる複数のユーザーがインターネット経由で、同じ空間で1つの3Dモデルを一緒に確認し、操作しているかのような仮想環境を作り上げます。
注目したいのは、ドアの開閉など、実際の動きのアニメーション表示が可能だという点。形状の表示だけではわかりにくい情報を確認できます。また、3Dモデリングされた背景はもちろん、撮影した360度の静止画・動画も背景として利用できるので、シチュエーションに応じた空間の再現が可能です。
CoVRは、ISIDがこれまで、自動車メーカーや電機メーカーなど、数多くの顧客向けに開発・提供してきたxRソリューションのノウハウを集約したもの。同社は今後、バーチャルトレーニングやコラボレーションが必要とされる製造業やメンテナンス業、小売業などを対象に、3年間で50件の販売を計画しています。
加速するxRビジネス
ISIDは、2021年2月より、電通グループ各社と共にxRテクノロジーを活用する「XRX Studio」を発足。「テクノロジー」「コンテンツ」「アイデア」 「ビジネスパートナー」の力を掛け合わせた共創型組織であり、幅広い業種・領域向けに、ソリューション開発からビジネス開発までをワンストップで提供しています。
DXの推進、そして新しい生活様式。xR技術を活用したビジネスはますます勢いを増していくと考えられるでしょう。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/157673
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama
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