Foxconn、21年第2四半期の収益は前年比で20%増〜コロナ需要強く

foxconn
 
2021年第2四半期(4月〜6月)におけるFoxconnの収益は、iPhoneを始めとする消費者向けデバイスの需要が高い伸びで推移したため、前年同期比で20%増となりました。

リモート生活が消費者の需要喚起

Foxconnの2021年第2四半期収益は、予想の1兆3,400億台湾ドル(約5兆3,198億円)に対し、1兆3,600億台湾ドル(約5兆3,992億円)と上方修正となりました。
 
第1四半期(1月〜3月)の前年同期比44%増に続き、第2四半期も20%増と引き続き大幅な伸びを示した理由は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による巣篭もり消費やリモートワークといった“パンデミック需要”が、消費者の購買意欲を後押ししているからだと考えられています。
 
なお、Foxconnは5月単月でも売上高が過去最高を記録したことが分かっています。

今後も追い風は吹き続ける?

世界各地の少なくない地域でワクチン接種が始まり、移動制限を始めとした様々な規制が緩和しているなか、依然として需要が堅調であることは注目に値します。
 
ニュースサイトAppleInsiderは、リモートワークやリモート授業といった個人消費からくる需要だけでなく、企業がデータセンターのインフラを拡張するなどの動きも収益増を後押ししていると見ています。
 
チップ部品の供給に問題を抱えているとの観測も一部で浮上していますが、2021年秋の登場が期待される新iPhoneシリーズの量産が前倒しで始まるとも報じられているだけに、世界最大の組み立てサプライヤーであるFoxconnの快進撃は当分止まることがなさそうです。
 
 
Source:Bloomberg via AppleInsider
(kihachi)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA