【特集】2カメラドラレコ集中テスト
道路交通法の改正で罰則が厳しくなっても、いまだにニュースで騒ぎを目にする機会の多い“あおり運転”による交通トラブル。後方の様子も記録できる2カメラ使用のドライブレコーダー(ドラレコ)の装着は必至だ。そこで最新モデルを昼夜で実際に使って、レポートをお届けするのでぜひ、購入の参考にしてもらいたい! 今回はセルスター「CS-92WQH」だ。
■フロント&リヤカメラに370万画素センサー搭載
セルスター
「CS-92WQH」(実勢価格:4万円前後)
▲6月下旬に正式リリースされたばかりの新製品。タッチパネルディスプレイを内蔵した本体と超コンパクトサイズのリヤカメラのパッケージとなっている
セルスターは2021年1月に開催されたバーチャルオートサロンで3タイプのドライブレコーダーを参考出品。いずれも同社の最新技術を投入した魅力的なモデルだが、6月下旬に正式リリースされたのが「CS-92WQH(カー用品量販店向けはCD-20となる)」だ。
▲リヤカメラはコンパクトサイズ。ルームミラーに映り込んでも目障りにならない
ドライブレコーダー市場のトレンドは記録映像の高画質化で、まさにピタリと合ったモデルに仕立てられている。本体に内蔵するフロントカメラ、別体のリヤカメラともに370万画素センサーを搭載し、現在の標準であるフルHD(解像度1920×1080)画質を大きく上回る、WQHD画質(同2560×1440)による映像記録を実現。
▲本体背面には2.4インチタッチパネルディスプレイを搭載。直感的な操作ができる
また、STARVIS技術を採用した「ナイトクリアVer.2」によって、夜間やトンネル内などの暗い場所でも明るく鮮明な映像を捉えられる。
▲Windows PC向けの専用ビュワーソフト。GPSやGセンサーに基づくデータも表示可能だ
さらに独自の「後方キャッチ」機能を搭載し、あおり運転対策も充実している。あおり運転車両の存在を認識するとイベント録画を行い、ドライバーに警報。安心感がグンと高まるはずだ。従来からのセルスター製ドライブレコーダーと同様に信頼性も抜群。国内自社工場生産で3年保証が付いている点もうれしい。
【設定】タッチパネルでスムーズに操作
▲ナイトクリアVer.2やHDRなどによって夜間やトンネルといった撮影条件の悪い場所も信頼性の高い鮮明な映像記録が可能
▲メインメニューは文字とイラストで表示し、視認性に優れる。4つの項目から操作を進められ、誰でも簡単に扱える
▲運転支援機能も充実。新搭載の後方キャッチ機能は、あおり運転車両を自動認識してイベント録画を行う
【再生】WQHD画質で圧倒的に美しい
<昼間>WQHD画質なので“あおり”も鮮明に記録できる
▼FRONT
▲周囲の車両や風景がクッキリ見え、明らかにフルHD画質よりもワンランク上のクオリティだ
▼REAR
▲後方映像をWQHD画質で記録できるドライブレコーダーは少ない。あおり運転も克明に捉える
<夜間>STARVIS採用のナイトクリアVer.2で夜に強い
▼FRONT
▲STARVIS採用のナイトクリアVer.2によって路肩などの状況も鮮明に撮影ができる
▼REAR
▲プライバシーガラスやウインドウフィルムなど色付きガラスでもクリアな映像記録が可能だ
※2021年6月16日発売「Car GoodsPress」95号47ページの記事をもとに構成しています
<レポート/浜先秀彰 撮影/澤田和久>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/375357/
- Source:&GP
- Author:&GP
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