MMD研究所は7月20日、携帯キャリア4社の契約者を対象としたポイントサービスに関する調査の結果を発表しました。各ポイントサービスの満足度や、携帯キャリアの利用継続とポイントの関係などを調査しています。
キャリア4社の利用者各1,000人に調査
MMD研究所による「2021年 通信会社と利用ポイントに関する調査」は、NTTドコモ(ahamoを含む)、au(povoを含む)、ソフトバンク(LINEMOを含む)、楽天モバイルの携帯キャリア4社を利用していて、ポイントサービスを活用している20歳〜69歳の男女4,000人(各キャリア1,000人ずつ)を対象に、インターネットで実施しています。調査期間は2021年7月9日〜12日です。
なお、調査ではPayPayボーナスもポイントとして調査しています。
楽天ポイントの利用率が3キャリアでトップに
最も利用するポイントサービスは、全体では楽天ポイントが42.4%でトップでした。以下、Tポイントが15.3%、dポイントが10.1%、PayPayボーナスが8.2%、Pontaポイントが7.4ポイントなどと続いています。
キャリア別では、ドコモはdポイントがトップ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでは楽天ポイントがトップとなりました。特に、楽天モバイルでは楽天ポイントが72.8%と特に高いのが目立ちます。
2位以下にも注目すると、ドコモ利用者では2位に楽天ポイント、au利用者では2位にPontaポイント、ソフトバンク利用者では2位にTポイントと3位にPayPayボーナスが2番手グループとしてつけているのに対して、楽天モバイル利用者では2位のTポイント以下が大きく引き離されています。
満足度トップも楽天ポイント
最も利用しているポイントサービスの上位5サービスについて、満足度を尋ねたところ、「とても満足している」と「やや満足している」の合計は、楽天ポイントが87.0%で最も高く、PayPayボーナスが80.6%、Pontaポイントが79.1%、dポイントが78.4%、Tポイントが70.8%となりました。
関連サービスの利用率でも楽天ポイントがトップ
活用しているポイントサービスが利用できるお店やサービスを積極的に選ぶという回答が最も多かったのは、4キャリアともに楽天ポイントでした。
ドコモで59.6%、auで59.4%、ソフトバンクで61.1%、楽天モバイルで72.3%と、楽天モバイル契約者で割合が高くなっています。
ポイントを目的に、活用しているポイントサービスの関連サービスを積極的に利用しているという回答が最も多かったのは楽天ポイントでした。
キャリア別では、ドコモ53.0%、au51.6%、ソフトバンク53.0%、楽天モバイル63.4%となりました。
ポイントサービス、利用キャリアの継続の結びつきは?
ポイントサービスが、利用している通信会社を継続する理由になっているかを尋ねたところ、「とても重要で継続する理由になっている」と「やや継続する理由になっている」の合計は、ドコモが61.0%、auが54.6%、ソフトバンクが46.9%、楽天モバイルが70.8%と、楽天モバイルと楽天ポイントの結びつきの強さが目立ちます。
2年前のポイント勢力図からの変化も
楽天ポイントの強さは、MMD研究所が約2年前の2019年6月に公開した調査結果でも目立っていました。
2019年と今回の調査結果を比較すると、ドコモユーザーでdポイントの利用率が高くなっている一方、ソフトバンクで1位だったTポイントが楽天ポイントに抜かれる、といった変化も生じています。
一方、自社グループのポイントサービスによるユーザーの囲い込みに最も成功しているのは楽天モバイルという構図は変わっていません。
Source:MMD研究所
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-384067/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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