YouTubeは堅調な一方、TikTokは若年層で苦戦? スマホユーザーの動向を調査

データマーケティング支援のGlossom株式会社は、スマートフォンユーザーの情報収集動向を時系列に分析する「スマートフォンでの情報収集に関する定点調査」を実施しました。

本調査は、2021年5月26日(水)から5月28日(金)の間で全国の10代から70代の男女1,442名を対象に、SNSやサーチエンジン、メディア、動画サービスの利用率や利用時間を性年代情報と掛け合わせることで、現状の動向やスマートフォンユーザーの意識の変化をとらえることを目的としたもの。

スマホの利用時間は増加

まず「情報収集におけるスマートフォンの利用時間」はどうなっているのでしょうか。

調査の結果、昨年から引き続き増加していることがわかりました。SNSの利用時間は1割増スマートフォンの1日の平均利用時間は「126.6分」(2020年)から「136.3分」(2021年)と7.6%増加。サービスをSNS、サーチエンジン、メディアで分類し、利用実態を調査したところ利用率ではメディアが79.6%と最も高く、ニュース系メディアなどの専門メディアの利用率が上昇。

さらに興味深いことに、性別で見ると女性のSNS利用率が全年代で上昇しています。利用時間は昨年から引き続きSNSが増加傾向で「67.1分」(2020年)から「77.8分」(2021年)と2020年から15.9%増加し、3分類の中でも最も長かったといいます。

なかでもInstagramの1日の平均利用時間は「21.6分」(2020年)から「33.5分」(2021年)と64.6%増加し、SNS全体の利用時間の増加をけん引している点も見逃せません。

20代のSNS利用が伸びた

SNSの総利用時間は全年代で増加しており、特に20代の伸びが顕著であることがわかります。

Glossomによると、「昨年は10代女性の利用時間の伸びが大きかったが、今年度は20代女性に世代が変わり、一人当たりの利用時間が10代を超えた」といいます。SNSの利用率に関しても20代の男女ともに2019年の調査以来最も増加、90.3%と全年代の中で最も高い水準でした。

各SNSの利用時間はどうなのでしょうか。YouTubeは2020年から引き続き増加傾向を維持している一方で、TikTokは女性若年層の利用時間が減少したことが驚きです。Glossomは「TikTok利用をけん引していた女性10~30代の利用時間が減少し、若年層離れの傾向がみられる」と話しています。

PR TIMES

(文・Takeuchi)


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