多くの人々が暮らす中国は各スマートフォンメーカーにとって魅力的な市場であり、それはAppleのiPhoneシリーズにとっても同様です。2021年第2四半期(4月~6月)に史上初めて、中国がアメリカを抜いてiPhoneにとって最大の市場となりました。
過去最高の業績を達成したApple
調査会社のStrategy Analyticsによると、2021年第2四半期にAppleは全世界で4,740万台のiPhoneを出荷し、15.1%のシェアを獲得しました。
これは第2四半期としては過去最高の業績であり、前年同期比で15.3%の成長を記録しています。
また、この四半期において中国がアメリカを初めて抜き、iPhoneにとって世界最大の市場となったとのことです。
5Gに対応したiPhone12シリーズは中国の熱心なiPhoneファンから引き続き高い評価を得ています。
Xiaomiが最も高い成長率を記録
市場全体を見ると、2021年第2四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比11%増の3億1,420万台となりました。
しかしながら、前四半期比でみると11%の減少であり、主にインドや東南アジア諸国で流行している新型コロナウイルスや、部品不足による在庫のなさが影響しています。
メーカー別では、Xiaomiが全メーカーのなかで最大の85.3%の成長率を記録し、初めて第2位に入っています。出荷台数は5,280万台、シェアは16.8%です。
Xiaomiは中南米でのLGの撤退や、欧州でのHuaweiの落ち込みの機会をとらえ、成功を収めています。
トップは18.2%のシェアで引き続きSamsungが維持していますが、その年間成長率は5.4%と、トップ5のなかで最も低い成長率となりました。
中国の新興ベンダーとの競争激化や、供給の制約が原因と考えられます。
Source: Strategy Analytics
Photo: ぱくたそ
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-385914/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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