HomePodとHomePod miniは、スマートスピーカー市場でシェア3位につけていますが、AmazonとGoogleからはかなり離されており、存在感があまりないことがわかっています。
市場創造したAmazonが強い立ち位置を維持
Consumer Intelligence Research Partners (CIRP) の最新の市場報告書によれば、米国内のスマートスピーカーの3分の2はAmazon製のものであるとのことです。Googleは市場シェアの約4分の1を獲得しており、わずかな残りをAppleとFacebookを占めています。
「スマートスピーカーのインストール台数は、COVID-19の流行時に大きく伸び、この1年間で2,500万台以上が加わりました」と、CIRPのパートナーで共同創業者のジョシュ・ラウィッツ氏はコメントししています。
「Amazonは、約7年前に最初のEchoを発売したときに、市場を創造しました」
低価格デバイスに対抗できなかったHomePod
「その2年後にはGoogleがかなりのシェアを獲得しましたが、すぐにAmazonの40%程度の存在感で停滞してしまいました」
「Googleの数カ月後、Appleは同社初のスマートスピーカーを発表しましたが、低価格のエントリーレベルのデバイスを含む競合他社の製品に対して、1つのプレミアム価格のモデルで対抗し、有意義な進出を果たすことができませんでした」
CIRPによると、2021年6月の時点で米国の家庭には1億2,600万台のスマートスピーカーがあり、そのうち69%がAmazon製であるとのことです。
一つの家庭に複数のスマートスピーカー
CIRPは、複数のスマートスピーカーを持っている家庭の数も同時に調査しています。
「より多くの家庭に、より多くのユニットを導入することを業界の誰もが目指している」と、CIRPのパートナーで共同創業者のマイク・レヴィン氏はコメントしています。
レヴィン氏いわく、一度スマートスピーカーのプラットフォームが家庭に導入されれば、ブランドの切り替えは非常に難しくなるとのことです。特にAmazonは複数デバイスのパイオニアとなっており、2,000万以上の米国の家庭に1台以上のEchoデバイスが設置されていることが判明しています。
複数のGoogleデバイスが設置されている米国家庭の数はおおよそ800万であることが明らかになっていますが、複数のAppleスマートスピーカーが設置されているのは200万にとどまっています。
CIRPの調査では、Appleの初代HomePodと、HomePod miniは区別されていません。調査は1つ以上のデバイスを所有している、米国のスマートスピーカー所有者500人を対象とした調査(2021年6月30日時点)に基づいています。
Source:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-387433/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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