スマートフォンをはじめ、カメラを搭載したさまざまな製品に使われるCMOSイメージセンサーの市場シェアは、2020年もソニーがトップを維持しました。しかしながら、少しずつ2位のSamsungのシェアが近づいています。CMOSイメージセンサー市場自体は好調であり、今後も成長見込まれているとのことです。
約2兆2,645億円を記録した2020年のCMOSイメージセンサー市場
半導体市場動向調査会社であるYole Developmentによると、2020年におけるCMOSイメージセンサー市場の売上は207億ドル(約2兆2,645億円)でした。
このうち、スマートフォン向けとコンシューマ向け製品で全体の72%を占めています。
メーカー別ではソニーが40%のシェアでトップの座を維持しました。
ただし、2019年に比べて売上は5%減り、シェアが2%ポイント低下しています。
これは、Huaweiに対する米国の制裁により、Huaweiのスマートフォン生産が激減したためだといわれています。
その分シェア伸ばしたのがSamsungで、前年の21%から22%へと増加しました。
Samsungは2018年までのシェアは20%以下でしたが、徐々にソニーとの差を縮めています。
3位はOmniVisionで、12%のシェアでした。
2026年末には約3兆4,456円規模の市場に
Yole DevelopmentによるとCMOSイメージセンサー市場は今後も好調で、2026年末には315億ドル(約3兆4,456億円)規模の市場に成長するとのことです。
ソニーは4月に長崎の新工場を稼働させましたが、さらにスマートフォン用CMOSイメージセンサーのために工場を拡張する予定です。
また、2025年には市場シェアを60%に伸ばすとしています。
Samsungは”ISOCELL Auto 4AC”という製品で、自動車分野への進出を狙っています。
Source: Yole Development via The Elec, Gizmochina
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-390350/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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