「京焼・清水焼」の専門店である朝日堂が、VRで陶磁器の名品を高覧できる新サービス「VR GALLERY ASAHIDO」の提供を開始しました。
自宅で名品が楽しめる「VR GALLERY ASAHIDO」
複雑な立体構造や緻密な表現をもつ名品が多い、伝統工芸品・芸術品の世界。Web上の画像データだけでは、全体のイメージがつきにくく、本来の魅力が充分伝わらないという課題があったといいます。
「VR GALLERY ASAHIDO」は、京・清水焼の名品を高精細360度撮影。Web上にて3Dとして見ることができるため、複雑な立体構造や、絵付けの精密さなど、名品の持つ魅力を感じることが可能です。実際にお店を訪れているかのように、名品の数々を見て回ることができます。
また、名匠の工房も3Dスキャンを実施!名品が生まれる現場をより身近に感じられます。インタビュー動画では、名匠の想いなども聞くことができ、名品の奥深さを味わえるでしょう。
さらに、スマートフォンのカメラを通して、自宅などお気に入りの場所に名品を飾る体験も。AR(拡張現実)技術を用いることで、名品がお気に入りの場所に映し出されます。
時代に合わせた新しい取り組み
朝日堂は、明治三年に清水寺門前で創業。「京焼・清水焼」の専門店として150年の歴史を持ちます。近年では、若手作家やカジュアルな陶器、伝統工芸品の発信の場として、6つの施設からなる「あさひ坂」を設立するなど、時代の流れに合わせながら伝統を守っていこうとする取り組みが注目されています。
今回の「VR GALLERY ASAHIDO」も、多くの人たちが伝統の価値を知るきっかけになるのではないでしょうか。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/163558
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama
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