異なる3つのスケールが描かれた「オメガ スピードマスター クロノスコープ」

オメガから、天体軌道のようにも見えるダイアルデザインが印象的な、「スピードマスター クロノスコープ」(97万9000円〜166万1000円)が登場。

「クロノスコープ」とは、時間を意味する“クロノス(Chronos)”と、観察の意味を持つ“スコープ(Scope)”という、ギリシャ語を組み合わせた言葉。 “ある事象の持続時間を正確に把握するための装置”を意味しており、この「スピードマスター クロノスコープ」のベゼルとダイアルには、速度、距離、心拍数を正確に把握するための3つのスケールがプリントされています。

搭載されたスケールはタキメーター、テレメーター、パルスメーターの3つ。ほとんどのクロノグラフに搭載されているタキメーターは、自動車などの走行速度を計測できるスケールで、当モデルはベゼルと文字板にプリント。

テレメーターは光と音の速度の違いから、対象地点への距離を割り出せるスケール。戦時中は自分のいる地点から大砲までの距離を、発光と発砲音から計測したそうです。現代で使うのであれば例えば雷。ピカっという稲光からゴロゴロと鳴るまでを測ることで、落雷地点までの距離がわかります。

心拍数を計るためのパルスメーターは、当モデルだと30回脈を打つまでを数えることで、1分間の心拍数を計測。ランニングなどの運動をした後に計ることで、心拍の上がり具合を確認することができ、時計をしていない人の心拍数も計測可能です。

また、サブダイアルは3時位置の積算計(12時間/60分)と、9時位置のスモールセコンドのふたつを搭載しています。

デザイン面においては、歴代モデルを踏襲した、オメガの歴史を感じることができる仕上がりに。ダイアルは1940年代のオメガのクロノグラフに見られた、連なる円形のスケールが特徴のスネイルデザイン。その他にも、リーフ型の針や、ダイアルのアラビア数字の下に施されたスパイラルトラックパターンなど、往年のデザインを採用しています。

43mmケースに収められた、新ムーブメントにも注目。60時間のパワーリザーブを備える、手巻きの“キャリバー 9908”は、アラベスク模様のジュネーブ装飾仕上げが、中心ではなく、てん輪の位置から広がっているオメガ初の仕様。そのデザインは、シースルーのケースバックから眺めることも。

時計のバリエーションは豊富で、すでに発売されているステンレススティール製モデル(ブレスレット:102万3000円/レザーストラップ:97万9000円)が6種類。

そして11月発売予定のブロンズゴールドモデル(166万1000円)が1種類の計7種類をラインナップ。ここ数年注目を集めている、経年変化によって味が出るブロンズモデルは、タキメーターにオメガ初のヴィンテージエナメルを用いています。

スマートウォッチやスマホなど、なんでもパッと答えが出てしまう現代。ゴロゴロっと雷が鳴ったらポチっと。アナログなスケールでいろいろ測ってみるのも一興かもしれません。

>> オメガ「スピードマスター クロノスコープ」

<文/&GP>

 

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