おいしいご飯を求めてたどり着いた「ご飯釜」にテンション上がりまくり!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

昨年の春以来、マメに自炊するようになり、それにともない、食事に関してこだわりたい、改善したい部分が数多く出てきました。その筆頭がご飯。

基本は一度に1合しか炊かないんですが、炊飯器っておそらく1合炊きには向いていないのかもという気がしていました。なぜなら、たくさん炊いたほうがおいしく感じるから。もうね、ご飯がおいしくないと本当にがっかりするんですよ。

そこで思い出したのがメスティンです。ソロキャンプでご飯を食べたい時に何度かメスティンでご飯を炊いたことがあるんですが、たしかにおいしい。直火炊きの偉大さを痛感しました。

だったら家でも鍋を使ってコンロで炊けばいいじゃない。でも、なるべく簡単で手間がかからないモノがいいな。そう思って調べていて、見つけたのがハリオの「フタがガラスのご飯釜(1~2合用)」(実勢価格:4400円前後)。土鍋にガラスのフタが付いている、小さな炊飯釜です。

直火&土鍋だからおいしいご飯が炊けることはもう決まりとして、問題は毎日使おうと思えるかどうか。ちょうど新米の季節なわけだし、思い切って購入してみることにしました。

 

■時間は少々かかるけど、さほど手間はかからず

最大2合までということもあり(2~3合用もあります)、サイズは幅210×奥行き174×高さ195mmと小さめですが、土鍋&ガラスなので重さはずっしり1.9kg。おそらくこの土鍋の厚みがおいしさの秘訣なんだと思えば、ギリギリがんばれる重さです。

フタには蒸気の吹出口が付いています。

説明書を読むと、ここから蒸気が出てピーと鳴ったら火を止めるらしい。わかりやすくていいですね。

ではさっそく、近所のスーパーで買った令和3年産のコシヒカリを炊いていきましょう。

まずは洗米して、水に30分以上浸します。冬は1時間程度と書いてあったので、今回は40分ほど。釜の内側にはちょっと出っ張ったらラインが2本あり、下が1合の水の目安、上が2合になります。

浸水が終わったら火を点けます。火加減は中火。底からはみ出ない程度とのこと。強すぎると、釜の内側に米がこびりつく可能性があるとか。

▲これは強すぎ

あとはこのまま放っておくだけ。あ、そうなのね。強くしたり弱くしたりは必要ないそうです。たしかにキャンプでも火加減とか考えたことないかも。

説明書には「ホイッスルが鳴るまで7~10分程度中火にかける」と書いてあるので、笛に呼ばれるまで他のことしてます。

時間を計っていたのですが、11分30秒ぐらいで「ひゅー」という音が。見てみると、フタの真ん中から蒸気が勢いよく吹き出ています。

釜の中は大きな泡がいっぱい。泡の間から米が見えますが、まだ水っぽい。大丈夫なのか?

ここから1分程度経ったら火を止めます。おこげを作りたいなら+3分。今回は始めてなので普通に炊きます。

火を止めたら15分蒸らす。蒸らし大事。

浸水40分+炊飯11分+蒸らし15分で計66分。うーん、炊飯器より時間かかりますね。炊飯器にはない手間を考えると、途中で火にかけて火を止めるという2ステップだけ。これならまぁ許容範囲。火を止めるタイミングも音で教えてくれるので、ベタづきしなくてもいいのは助かります。時間がかかっているのは浸水の部分だから、これもまぁ仕方ない。おいしいご飯が食べられるなら、がんばれる手間ばかりだと判断しました。おいしいならね。

 

■残ったご飯をどうするか問題

火を止めてから15分が経ちました。いよいよご対面です。

おおぉぉお! いいじゃないですか! 粒立ってますよ。ちょい硬めが好きなので、この感じ、どんぴしゃかも。

しゃもじで底からかき混ぜてみましたが、ベタついたところもなく、こげもない。ちょっとつまみ食いしたところ、まさにこれぞ“ちょい硬め”の炊きあがり。あぁご飯がおいしいって幸せ。

せっかくなのでお茶碗によそって記念撮影。佇まいが雰囲気ありますな。

この記念すべき自宅での初釜炊きご飯、いったい何で食べようかと炊いている間ずーっと考えていたんですが、やっぱこれでしょ。

納豆でいただきましたよ。迷ったんですよ、いろいろ。でもおいしいご飯で食べる納豆って最高じゃないですか。そして実際、最高でしたよ。

この納豆ご飯で0.4合程度食べたわけですが、問題は残ったご飯です。炊飯器なら、そのまま保温で置いておいて、次の食事にとなるところかもしれませんが、そういうわけにはいきません。

そこで登場するのが、一緒に購入したおひつ!

ハリオさん、ご丁寧に「ご飯釜のおひつ」(実勢価格:3400円前後)なんてものを用意してくれていました。耐熱の陶器製で耐熱温度差が350℃だから、電子レンジもOK。陶器だから吸水性があり、ご飯の余分な水分を吸収してくれるそう。

さらにレンジで温める時は、陶器が吸収した水分を放出し、ご飯が適度に水分を得てふっくらするとか。

実は最近、炊飯器で保温されたご飯と同様に冷凍したご飯も苦手になっていたんです。だから炊飯器で炊いてもすぐに茶碗に移して、ラップして冷蔵庫に。食べる時はそのままチン。どうせ遅くても翌日には食べるし、こっちの方がまだ食べられるということで…。

だから、おひつごと冷蔵するスタイルはまさに今のスタイルにピッタリ。さっそく残ったご飯は冷蔵庫に。

夕飯時にチンして食べてみましたが、パサパサ感は一切なく、適度に水分を含んだご飯になりました。おひつ買っといてよかったー。

*  *  *

炊飯器と比べたら、たしかに手間はかかります。でも火加減は簡単だし、何より直火炊きのおいしさは格別。内側に付いたご飯粒も、水を入れて少し置いておいたらキレイに取れました。またフタの蒸気吹出口も簡単に分解して洗えるようになっています。重さはありますが、片付けはさほど面倒ではないところは助かります。

ここ数年、ご飯がおいしくない食事ほどがっかりするものはないと感じていたので、1合炊きでも家でこれだけ粒立ったご飯が食べられるなら、1日1回の多少の手間なんて問題なしです。

これからはおいしいご飯が食べられるって考えると、めっちゃテンション上がってきたぞ!

>> HARIO「フタがガラスのご飯釜」

<文/円道秀和(&GP)>

 

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