Scheemeは10月11日、プレシリーズAラウンドにおいて、第三者割当増資による1億円の資金調達を実施したことを発表した。引受先は、既存株主のジェネシア・ベンチャーズのGenesia Venture Fund 2号投資事業有限責任、またキャナルベンチャーズ。シードラウンドからの累計調達額は1億5000万円となった。
2016年9月設立のScheemeは、企業や個人事業主が資金調達を行う際に必要な計画書類・申請書類をクラウド上で作成できるサービス「Scheeme」を提供するスタートアップ。2020年4月のβ版ローンチから、2021年9月時点で利用社数は200社を超えており、売上も順調に推移しているという。調達した資金により、Scheemeのマーケティング施策と人材採用・組織体制強化を進めていくとのこと。
同社SaaSでは、融資や補助金の申請に必要な「収支計画書・資金繰り表」や行政によって定められた補助金の申請書を作成・管理でき、資金調達がスムーズに進められるとしている。事業計画書を会計ソフトと連携して自動的に進捗状況を確認可能。さらに、融資や補助金について1000件以上が掲載されたデータベースにアクセスできるといった機能を備えている。
なお同社は、2021年2月26日に「経営革新等支援機関」として認定(登録番号:106613012612)されたほか、4月12日には「電子決済代行業」の登録が完了している(関東財務局長(電代)第83号)。
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/10/11/scheeme-fundraising/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hisashi Shibata
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