Windows 11にはさまざまな不具合が報告されていますが、そのなかの1つがAMDのRyzenプロセッサで性能が低下するという問題です。
この問題に対しては修正アップデートが配信されることがわかっていますが、その前に配信された累積更新プログラムで性能低下率がさらに悪化したことがわかりました。
L3キャッシュレイテンシが219%悪化
TechPowerUpの測定によると、Ryzen 7 2700XのL3キャッシュレイテンシは本来約10nsであるべきところが、Windows 11の初期状態では17nsとなり、レイテンシが70%悪化していました。
さらに、10月12日に配信開始された累積更新プログラムを適用すると31.9nsまでレイテンシが悪化し、Windows 11の初期状態に比べて88%レイテンシが長くなるとのことです。
これは理想的な10nsに比べると219%の悪化であり、もともとゲームにおいて最大15%性能が低下するとされていたものが、さらに性能が悪くなると考えられます。
MicrosoftとAMDが修正パッチを準備中
この問題に対してはすでにMicrosoftとAMDが修正パッチを準備中です。
今のところ、10月19日にWindows Updateで配信されるといわれています。
また、もう1つの性能低下問題であるスレッドをCPUコアに割り当てるスケジューリングがうまく働かないという問題に対しても、10月21日にドライバーがリリース予定です。
Windows 11にはほかにもさまざまな不具合が残っていることがわかっています。
Source: TechPowerUp via The Verge
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-411826/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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