2021年第3四半期(7月~9月)に、AppleはXiaomiを抜いてスマートフォンシェア2位の座に返り咲きました。
ただ、スマートフォン業界全体としては、チップ不足により、前年同期比でマイナス成長となっています。
iPhone13が好調で逆転
調査会社のCanalysによると、2021年第3四半期のスマートフォン市場において、AppleはXiaomiを逆転し、2位の座に返り咲きました。
これは、iPhone13シリーズが好調であることが要因とされ、シェアは前年同期の12%から15%に増加しています。
一方、前年同期に2位であったXiaomiはシェアを維持したものの、3位に転落しました。
また、同じBBKグループに属するVivoとOppoはそれぞれ10%のシェアを獲得し、合計するとAppleを抜いて2位となります。
首位はSamsungで、23%のシェアを維持しました。
半導体不足の影響で市場はマイナス成長
一方、スマートフォン市場全体とみると、前年同期比で6%のマイナス成長となりました。
2021年第1四半期(1月~3月)は前年同期比27%の成長、第2四半期(4月~6月)も11%の成長であったにもかかわらず、急激な落ち込みといえます。
この落ち込みの原因は半導体不足です。メーカーのなかには注文した数量の4分の3しか受け取れないところもあり、販売地域を特定御地域に絞らざるを得ないといいます。
Counterpointも半導体不足によりスマートフォンの出荷台数予測を引き下げました。
この状況についてCanalysはしばらく続くとみており、来年のスマートフォンの発売予定に影響が出る可能性があるとのことです。
また、チップメーカーは価格を上げて過剰な注文を抑制しようとしており、国際的な輸送コストの高騰もあわせ、スマートフォンメーカーは端末の価格を不本意ながら引き上げているといいます。
Source: Canalys via Android Authority
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-412480/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...