2007年発売のPentium 4、Windows 11の要件をクリアと判定される

Windows 11のPC正常性チェックアプリ
 
Windows 11には厳しい最小システム要件が設定されており、現役で活躍しているPCの多くがWindows 11にアップデートできないと判定されています
 
しかしながら、2007年に発売されたPentium 4が、Windows 11の最低システム要件を満たしていると判定されたそうです。

Pentium 4 661がWindows 11の最低システム要件を満たしていると判定される

Windows 11に設定されたCPUの最低システム要件は厳しく、Intelの場合は第7世代Coreの一部あるいは第8世代Core以降、AMDの場合は第2世代Ryzen以降の搭載が求められます。
 
ある調査によると、企業で使われているPCの55.6%がWindows 11に非対応のCPUを搭載しているとのことです。
 
しかしながら、2007年に発売され、明らかに最低システム要件を満たしていないはずの、Pentium 4 661を搭載したPCに対してPC正常性チェックアプリを実行したところ、CPUが最低システム要件を満たしていると判定されたそうです。
 
Pentium 4 661に対するPC正常性チェックアプリの実行結果
 
これは、本当にPentium 4 661がWindows 11に対応しているということではなく、単にMicrosoftがサポート対象外と判定するためのフィルタを誤って実装したためと考えられます。
 
また、スクリーショットではTPM 2.0の要件を満たしていないために、最終的にはWindows 11の最低システム要件を満たしていないと判定されているようです。

Pentium 4 661でもWindows 11のインストールは可能

Microsoftは最低システム要件を無視してWindows 11をインストールする方法を公式に公開しており、Pentium 4 661を搭載したPCでもWindows 11を動作させることは可能です。
 
実際にインストールに成功したユーザーもおり、累積更新プログラムも受け取れているとされています。
 


 
ただし、今後も累積更新プログラムを受け取れるかどうかはわからず、Microsoftは上記の方法を自己責任で使うよう求めており、推奨される方法ではありません。
 
また、Windows 10のサポートは2025年まで続くことが発表されており、まだしばらくWindows 10を使い続けることはできます。

 
 
Source: Carlos S. M./Twitter via Windows Latest
(ハウザー)


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