2021年第3四半期(7月~9月)のPC出荷台数は、6四半期連続で前年同期比増を記録しました。
AppleのMacが平均を超える11%の出荷台数増となった一方、これまで好調だったChromebookが失速しています。
6四半期連続の出荷台数を記録したPC市場
調査会社のCounterpointによると、2021年第3四半期のPC出荷台数は8,420万台で、前年同期比で9.3%増となりました。
これは6四半期連続での成長です。
一方、2020年第3四半期から4四半期連続で2桁の成長を続けてきたPC市場ですが、2021年第3四半期は1桁成長となり、半導体不足の影響により減速がみられます。
ほとんどのメーカーで需要と供給のギャップが縮小しておらず、2022年半ばまで解決されないと考えられています。
また、世界的に不安定な物流や、東南アジアや中国における製造拠点の閉鎖も、PCの供給をさらに不確実にしているとのことです。
Appleは11%成長、Chromebookが失速
メーカー別ではAppleがM1チップ搭載Macへの買い替え需要のため、平均を超える11%の成長を記録しました。シェアは8.7%となっています。
CanalysもMacについて、14.4%の高い成長を記録したとしています。
M1 Pro/Maxが搭載された新しいMacBook Proについては、第4四半期(10月~12月)に登場したため、この統計には含まれていません。
一方、Chromebookが好調だったHPやAcerといったメーカーがシェアを落としています。
これは、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んで世界中のオフィスや学校が再開されたのに加え、政府や教育機関からのChromebookの注文が上半期で満たされたためです。
ただ、Chromebookの需要がなくなるということはなく、今年中は一休みするだけだと考えられています。
Source: Counterpoint
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-414066/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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